中川満広氏
Moderno代表取締役 中川 満広氏
(情報は2017年4月現在のもの)
Modernoはラグジュアリーカー専門の販売店「モデルノ」、中古車販売オークション「クルマクション」、整備工場「Grinta」を展開する。
コルヴォとの中川氏の出会い
問、中川さんはコルヴォと出会いは?
中川、もともと、代表の谷口さんが車をご購入していただいたことでコルヴォを知るきっかけとなりました。その際、「車買うからスーツを買ってくれ」と谷口さんに言われて買わされてしまいました。さすが、大阪商人です。(笑)
谷口、はは…(苦笑い)
ラグジュアリーカーとスーツの相関性
問、車も実はファッションとして相関性があると中川さんはお考えだとお伺いしています。
中川、もともと車が大衆に普及したとき、すなわちフォード自動車が量産に乗り出し暫くの間、戦前後まで形は決まり、色は黒と決まっていました。その後、様々の色の物が生み出せれ、生活様式に対応し多様化が進んで、様々なボディーの車が作り出されました。
問、消費者の間に選択肢が広がったというわけですね。
中川、乗って移動に使用するということなら軽自動車でも事足ります。使用目的に合わせて車を買う以外にどう自分を見せたいか、好みによって車選びの基準にされるでしょう。
問、なるほど。特に中川さんはラグジュアリーカーの事業に力を入れているとのことですが。
中川、私どもの扱うフェラーリ、ランボルギーニなどの大排気量の車など街乗りでは不便です。経済的にも非効率です。コルヴォさんの扱うスーツは量販店のスーツに比べお世辞にも安いとは言えませんよね?
谷口、確かに。(笑)1万でもスーツは購入できますしね。
中川、また車、スーツはその保有する人の社会的地位を象徴するということも共通項です。
谷口、「ぼろを纏えど心は錦」はいかがなものかと思いますね。スーツや車はゴルフと同様にビジネスの上でのコミニケーションツールとなりますしね。一時、日本の首脳の外交が捗らなかった一因は、スーツに気を使わなかったからともいわれていますしね。立場のある方には相応の装いは必要ですね。
中川、おっしゃる通り。また、ラグジュアリーカーを保有するというのは精神的充足感を与えます。そこに価値を見出す人がいるからこそ、ラグジュアリーカーの市場は今なお拡大しています。
谷口、本田宗一郎の言葉に「世の中に女性がいなかったら、俺は毛生え薬を試す事はないだろうし、服はドンゴロスに穴を開けたもので十分だが、女性がいるからこそ、クルマも女性に注目されないといけない。」という言葉がありますしね。
中川、まさにそこなのですね!(笑) 価格だけ、機能を満たすだけではつまないですよね。高級スーツも同じでしょ?
問、本日は長い時間、ありがとうございました。中川様の今後のご活躍ご期待します!