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生地について

ミルとマーチャント

ミルとマーチャント

生地選びの基準に生地ブランドを見てからという方も多いと思う。

今回はお気に入りの生地ブランドに出会うための知識をご紹介。

生地ブランドはマーチャント、ミルに分かれる。

マーチャントは生地のデザインを外部の工場に発注して生地を卸す形態の生地ブランドを指す。

ミルは織元ともいわれ、生地のデザイン、生産を一貫して行う形態を指す。

ミルの中でも糸の紡績は外部、内部というように自社でカバーする範囲は差違がある。

また、ミルでありながら自社の不得手とする素材に関しては外部に委託する場合もある。

ミルとマーチャントの線引きは一定ではない。

ミルはコストパフォーマンスに優れる。

マーチャントは中間マージンがかかるので2割~5割程度高くなる。

生地選びを単純に生地の質と割り切ればミルから選ぶことになる。

しかし、生地にはデザイン性という要素がある。

特に昨今はチェックのブームで多種多様な柄の生地が出回っている。

マーチャントはミルの出す生地に比べ、独自性に富み、色鮮やかなデザインのものが多い。

 

ミルの代表的ブランド

生地見本 オーダースーツ 大阪

・ロロ・ピアーナ

・カルロ・バルベラ

・カノニコ

 

 マーチャントの代表的ブランド

オーダースーツ 大阪 マーチャント

・スキャバル

・ドーメル

・ハリソンオブエジンバラ

・ホーランドシェリー

・アリストン

ポイント

価格面;ミルの生地の方が割安の傾向にある。

デザイン性;マーチャント系が流行を掴んだ、デザイン性に富んだ生地が多い。

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