ホーム>コルヴォ名古屋・大阪ブログ>名古屋店>【名古屋店】パンツの裾はシングル、ダブル?モーニングカット?
名古屋店

【名古屋店】パンツの裾はシングル、ダブル?モーニングカット?

 良くお客様に効かれることなんですがパンツの裾をどうするか。
 
 シングルはパンツの裾を水平にカットした昔からある処理の仕方です。
 
 モーニングカットはモーニングのパンツにされることが多い処理で前の短めに後を長めにする処理です。もともとは軍服に施されていたものでモーニングカットとは日本独自の造語で海外ではミリタリーカットといいます。スーツをはじめ今日ある紳士服は軍服から派生したものがほとんどです。より源流に近いものはフォーマルな傾向が強いです。すなわちフォーマルウェアーはモーニングカットが多いです。
 
 たぶん、日本人がモーニングあわせるコールパンツが斜めにカットされているのを見てモーニングカットと名づけたと思います。
 
 ダブルは裾の折り返しを二重にしたものです。もともとウィンザー公が王子時代に結婚式に向かう途中に雨に降られ裾を汚さないようにと折り曲げたのが始まりといわれています。(他説あり)発祥からしてどちらかというとカジュアルシーン向けです。
 
 流行から言えばダブルの方が多いです。
 
 日本人はスーツをフォーマルのカテゴリーに入れがちですがビジネスウェアーは海外ではどちらかというとカジュアルに入れるそうです。
 
 スーツよりカジュアル向けのジャッケト、パンツで合わせる場合は圧倒的にダブルです。
 
 また、生まれがシングルから折り返してできたのでシングルより少しパンツの丈を短くすることが多いです。
 
 このあたりは正直な話、これといった決まりはなく、お好みでお選びいただけたらと思います。
 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.sartoriacorvo.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/56

ページ上部へ