売る側がビビるほど、高い生地
世の中、どんな商品もピンキリ。
一皿100円のお寿司。一食、何万、10万もするお寿司屋さんも。
スーツにも高いモノ、安いモノがあります。
年に数着、売る側が気が引けてしまうような高価なスーツ売れることがあります。
売る側がビクビクしてはダメだと分かっていますが、
今日はそんな、最上級スーツ生地をご紹介。 全て、定価はスーツ上下の仕立て上がりで100万円の生地です。
価格は仕入れ時の生地の価格との変動が大きく、非公開とさせていただきます。
まずはスーツ好きならご存知、「ロロピアーナ」の「スーパー200」 この生地は名前の通りスーパー200以上の原毛を使った、恐ろしく肌触りが滑らかな生地です。
打ち込みがあり、ハリ、コシがしっかり以外にシワに強く、普段使いできます。
実際、僕が普段使いしていたので実証済み。
ロロピアーナの「ゼニス(頂点)」の中の 50%Cashmere 40%Wool 5%Vicuna 5%Silk の生地は評判が良かったです。
名前の通りの混毛率なんですが、びっくりすることに 「繊維の宝石」と呼ばれるカシミヤに、「神の繊維」と言われるビキューナが5%も織り込まれている。
ビキューナ100%のコート一着で、上級グレードの輸入高級車一台は買える金額になります。
そう考えるとコスパは良いのでしょう。
あまりの肌触りの良さに個人用に二着も買ってしまいました。 ビキューナは希少動物ということでペルー政府の管理下で、通関で生地の入荷まで2カ月近くかかります。
次はスキャバルの「ダイヤモンドチップ」 この生地はなんとその名の通り、ダイヤモンドが1mあたり、4カラットも織り込まれています。
ラメのようなキラキラ感があるような、ないような(笑)
スキャバル「サミット」 コチラはウール100%なんですがなんと原毛がスーパー230以上と市販されている生地の中で最も細い原毛を使っています。
高級生地と呼べるスーパー150クラスの生地でも、もはや別物。
お値段も最上級。
国産の中級クラスの車は買えてしまう、お値段。
スーツの世界は
百万ぐらいでようやく高級
数千万のモノもある腕時計の世界より
はまだ良心的価格かと。
この他にも、ビックリするような生地もありますので、ご用命の際にはお声がけ宜しくお願いいたします。
(※こんな、高価な生地を無理に、お客様におススメは致しません。お声がけいただいたお客様にはおススメ致します。コルヴォは良心的お店です(笑))
やはり良いモノを身に着けていると 自信や、やる気を引き出してくれるのは間違いありません。
街のスーツ店の僕にとっては(仕入れ値で買えると言えども)分不相応とは思いますが、年に1着ぐらいは欲しいと思わせる価値は御座います。
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