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名古屋店のおすすめするシャツの芯地について

 シャツにはカラー(襟)、カフス(袖)、前立てに芯地が入っています。
 
 シャツの芯地には接着芯、フラシ芯(振らし芯)というのがあります。現在市場に出回っているものの九割が接着芯だと業者の方から伺っています。
 
 フラシ芯というのは文字のごとく生地に接着せず中で振らされた状態になったものです。(わかりにくい説明ですいません。襟、袖の生地を表と裏か引っ張ってみて三層になるものがフラシ芯です。)一般に高級シャツに分類されるものはフラシ芯の仕様になっています。
 
 接着芯というのは文字通り、生地と芯地をのりで接着したものです。芯地と生地を固定するので縫製が随分と楽になります。主に安価な大量生産のシャツに使われる仕様です。
 
 Corvoのシャツは仮接着という方法で縫製します。仮接着とは芯地を糊で固めます。あくまでもこれは仮に接着します。縫製が終わり洗濯をするととれる糊なので洗濯をすると最終的にはフラシ芯となります。現在は高級シャツはこの製法が一般的だそうです。
 
 Corvoでは芯地の固さもお選びいただけます。襟は五種、襟は四種から。ビジネスシーンには襟がよれるのが嫌だという方には固めのものをお勧めしています。首が摩れて痛いという方には柔らか目のものをお勧めしています。
 
 業者の仲間には「シャツとは柔らかい物が最高の物だ」と言い一番柔らかい物しか着ない人もいますが、スーツスタイルの方にはよれて、しわがよりやすいのでお勧めはしません。ナポリ風のシャツは総じて生地も芯は柔らかいです。ナポリ風なスーツでノーネクタイに合わせられるのなら軽やかでこなれた雰囲気が出てお勧めです。

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