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supper表記、番手って何?【名古屋・大阪オーダースーツのコルヴォ】
まず、ウールの番手とは糸の細さを表すもので一番手が一グラムで一メートルの糸のことで百番手なら一グラムで百メートルの糸を表します。
supperとはウールがどの程度まで紡績できるかを表すものです。supper100ならば1ポンドで100綛(かせ)の糸が取れることを表します。
※綛とは500メートルを若干上回る糸の長さ
国際表記ではウールの繊維の直径を顕微鏡で測定し0.5ミクロンづつにわけ、18.75ミクロンの前後0.5ミクロンの繊維をsupper100と定めsupperが10ずつあがるごとに0.5ミクロンずつ細くなっていくと定めています。すなわちsupper120なら17.75ミクロン前後になります。
雑誌とかではsupper表記の高い生地は細い糸で織られていると説明されていますが実際のsupper表記は細い糸を紡績できるという意味で糸の強度の問題から実際にはスーツ地なら60、70番手ぐらいの糸にして使うのが普通です。また、supper150クラスになれば繊維が極端に細いので糸の強度を保つためsupper100クラスより大概は太めの糸になります。一概にsupper表記が高い生地が良いとは限らないのでご用心を。
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