大阪店
シャツに夏物、冬物があるって知ってました?
お客様に「その生地、夏物ですよ。」といったら「え!シャツに夏物とかあるんですか?」と言われました。
実はあるんです。
以前からブログでご紹介させていただいている、この夏押し出そうといっていた麻以外に綿でも夏向けの生地があるんです。
一つはオックスフォードという織り方で織られた生地、もう一つは強撚糸(きょうねんし)で織られた生地です。
オックスフォードは通気性がいい織り方で二本の糸を束ね平織りにした織り方です。(言葉では分かりにくいのですが。)特に細い糸で織られたものをロイヤルオクスフォードといいます。
汗をかいても肌にまとわりつかず、透けにくいです。
よく、釦ダウン(襟先に釦のついた)のシャツに使用される生地です。
強撚糸というのは二本の糸を撚って一本の糸にする際に強めに撚った糸のことを言います。
少し、ザラっとしたというか麻ほどではありませんがザラザラした感触の生地感になります。
また、シワにも強いです。
他にもカジュアルなもので言えばシアサッカー、鹿の子などの夏生地もあります。
たまにオックスフォードのシャツを冬に着ている人を見かけます。
心の中で「寒くないのかな?」と思うことがあります。
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