大阪店
映画「ゴッドファーザー」の話。
古い映画の話になるのですが言わずと知れたギャング映画の名作のみならず映画界の大名作の「ゴッドファーザー」。
ギャング映画なのでやはり登場人物はみんなスーツ姿です。
(ネットから拾ってきた写真です。)
かっこいいスーツがたくさん登場しますからスーツ業界に身を置くものはこの映画を見ている方が多いです。
古い仕立屋はこの映画を見てスーツに魅了されて修業された方もいるそうです。
当時はインターネットなどの情報網が発達していなかったので映画が大きな情報源でこの映画を参考にスーツの型を考えたりもしたそうです。また、当時はファッション雑誌などもあまりなかったのでテレビ業界の人ですらアニメで時計などを登場させる際は銀座まで赴いて情報収集したほどらしいです。一般の方にとってはファッションを学ぶのはおのずと映画に限られたそうです。
また、この映画はスーツにたいするこだわりがすごいんです。イタリア人の登場人物はイタリアのスーツの形なんですね。
さらにギャングとしての貫禄を持たせるために(当時の流行もあるかもしれませんが)肩も構築的なものに、襟幅は大きめにゆとりも若干大きなものにしていますね。
いろいろと勉強になりますね。
どう着る人物を希望通りに見せるのか、仕立屋にとっての最大のミッションですから。
また、Corvoでは雑誌を持ち寄られて「こんなスーツにして下さい。」という方も多くいらっしゃいます。スーツは高い買い物ですので思う存分、わがままをお申し付け下さい。僕が工場に徹底的にわがままを言います。(笑)
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