大阪店
ダブルカフスは実はフォーマルではない!
最近、結婚式のためにオーダースーツ、シャツを注文されるお客様が多いです。貸衣裳ではサイズが合わないとオーダースーツをご注文の方も。
少し前までは結婚式と言えば礼服のブラックスーツかダークスーツを着て出席される方が多かったですね。最近は普段のスーツをお召しになって出席される方の方が多いですね。
個人的な思い出なのですがはじめてオーダースーツ屋に行ったのは父の礼服を作りに行くのに付いて行った時でした。いまはaokiに吸収合併された「トリイ」でした。
オーダースーツをご注文された際によくお客様からご質問を頂くのですが「どんなシャツに合わせたらいいのか?」ということですが、特にルールはありません。
しかし、出席者の方はあくまでも結婚式は新郎、新婦が主役ということを念頭において奇抜なコーディネートは避けられたほうがいいでしょう。スーツを派手目の生地にされたらシャツは白になど全体のバランスを見つつ選ばれるといいでしょう。
ちなみによく「シャツの袖はダブルカフスがいいの?」と聞かれます。ダブルカフスはフォーマルな印象があるようです。しかし、本来は堅く糊づけされシングルカフスが正統です。
ちなみにダブルカフスはフレンチカフスとも言います。フレンチのフレンチスタイルというのは略式という意味も含みます。
しかし、結婚式にモーニングコートに合わせるシャツはダブルカフスが今は一般的ですね。
ちなみにフレンチキス(日本では唇が触れ合うぐらいの接吻と解釈されていますが、本来の意味は日本人のイメージするディープキス)という言葉がありますよね。フランス人って日常的にキスをあいさつ代わりにするそうなんです。それをみたイギリス人が揶揄して「フランス式のオープンなキス」として生まれた言葉だそうです。
フレンチスタイルと言うと略式のものを指すのはフランス人に対する印象が関係があるかもしれませんね。
また、フォーマルウェアーにあわせるシャツの場合は昼は白蝶貝の釦、夜は黒蝶貝の釦にするのが一般的です。
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