大阪店
高級インポート生地は湿気に弱い!
高級インポート生地は総じて湿気に弱いです。
生地は水分を含むと必ずシワが出るものなんですが特に高級インポート生地はよりそれが顕著に現れます。
オーダースーツって高いお金を払うと「耐久性があってシワに強い」スーツが出来上がると勘違いされているお客様がいますがそれは誤解です。
髪の長い方、女性の髪も梅雨時期になるとボサボサになりますよね?当然、生地も一般に髪と同じ獣毛で織られていますので湿気を吸い伸び縮みします。そうするとシワが出るのです。
インポート生地は当然ながら外国で織られています。当然、日本と湿度が違います。その関係からまたシワが出ます。
Corvoのオーダースーツの場合は縫製の前に生地を日本の湿度に合わせるように縮絨という作業を施します。これは生地に含まれる水分量を日本の湿度に合わせるために蒸気で処理する工程をさします。また、生地を保管、輸送する際にでたねじれを修正する意味もあります。
Corvoのオーダースーツの納期が通常のオーダースーツ店より長いのはこうした処理を手間を掛け施すためです。御理解いただけたら幸いです。
また、高級生地と言うのは総じてsupper120~などの細い繊維で細い糸を紡績します。表面積も大きくなりますので湿気を吸いやすくなります。
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