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脚を長く見せる技!

 オーダースーツはただ単純に体に合わせるだけではありません。
 
 いかにシルエットを綺麗に見せるかも考えなくてはなりません。(日本ではまだ、体に合わせることしか考えていないオーダースーツ店が多いですか。)
 
 日本人は総じて脚が短いです。実は南部のイタリア人も脚が短いんです。
 
 イタリアのパンツは膝の位置を実際の位置より高くします。これだけでも大きく脚の長さの印象を変えられます。
 
 股上を下げ、後股上を上げるとより脚は長く見えます。また、股上を下げるとどうしてもパンツの履き心地は悪くなります、そんなときに後股上を上げると履き心地もよくなります。
 
 後はフレアと言って膝から裾口に少し開き気味にすると脚長効果があります。しかし、あまりやりすぎるとスーツぽくなくなるので注意が必要です。
 
 一般に誤解されがちなんですが裾を短めに靴の甲に触れるか触れないかぐらいのノークッションにすると脚長に見えるのですが、カジュアルな印象になるのでスーツの場合は甲に軽く触れるハーフクッションぐらいがいいかもしれません。お客様の中には長くパンツを作ると脚が長く見えると思っている方が多いです。 
 
  オーダースーツは体に沿うものを作るのではないんです。似合うものを作ることが肝心なんです。
 
 私自身、背が低く、胴長短足(身長168座高101股下70)なんですが、あまりそうした脚を長く見せるような抵抗しておりません。(笑)
 

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