大阪店
オーダースーツに似合うオーダーシャツを
昨日に引き続きシャツの話題なんですが、大体のオーダースーツ店にはオーダーシャツって取り扱っていますよね。
経営側から見れば、比較的単価の安いので客寄せって意味でおいてある場合がほとんどです。また、オーダースーツを注文する際に売れたら売れたで客単価をあげるためのものなんです。だから、あまり利益はないんです。(余計なことブログで書くなと同業の方にいわれてしまいそうなんですが)
ですので販売するほうもあまりシャツを売り出すのに意欲がないというか、販売員の方も知識不足というか勉強不足の人が多いですね。オーダースーツを売るからには、それをより引き立てるシャツが必要なのにまったく嘆かわしいことです。
ちょっとここで恥をおひとつ、オックスフォードという織り方があります。夏向けで通気性がよく、汗をかいても下着を着なくても肌がすけることはありません。また、この生地はボタンダウンと相性がいいです。オックスフォーウドというのは耐久性もありますのでもともとスポーツ用のシャツから派生したボタンダウンとあわせられることが多かったからです。
実はボタンダウンってアメリカ生まれでアメリカを代表するシャツなんですがイタリア人が意外にも好んで着るんです。
イタリアファッションって日本ではその地位を確立していますが意外にもイタリア人の中ではアメリカ、イギリスに対する憧れが強いとか。どこのお国も自国のファッションのみならず、文化の尊さには気づきにくいものかもしれませんね。
何度もブログで紹介するようにシャツは重要なものです。よいサルトリア、テーラーは自分たちの売り出すオーダースーツにどんな形、サイズ感のシャツ、またネクタイが似合うか熟知しています。
当然、私もどんなシャツ、ネクタイがCorvoのオーダースーツ、ジャケットに似合うか知っています。
その店が本当に売り出すオーダースーツに責任を持っているか測るにはシャツについて聞いてみるといいかもしれませんね。
高級セレクトショップの販売員の方ならシャツのみならず鞄、靴、ベルト、時計の相性までご存知でしょう。残念ながら私はまだその域に達してはいません。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.sartoriacorvo.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/29