大阪店
今季のオーダーシャツの傾向
今季は三月にしては寒く、雪が降ったこともあってか、全体的にオーダースーツ店のシャツのでが悪いとのこと。「Corvoはよくでますね」と言われました。ブログでしつこいぐらいシャツのアピールをしましたから。(笑)
昨今、本当にクールビズの風潮が高まってきましたね。オーダースーツ店にとって有り難くないお話ですが節電、猛暑などを考えた場合、致し方なく感じます。
私が今年の一月からアピールさせていただいてるリネン地(麻)のシャツが恋しくなる季節ですね。今季は特にリネン地、リネン混合のものが多くシャツ屋さんから提案されてますね。
麻は涼しいのはもちろん丈夫な素材で五年ぐらいはお使いいただけます。丁寧に扱っていただければ十年ぐらいは使えます。
どうしても綿のシャツ生地は磨耗で毛玉ができたり、擦り切れたりします。もって三年ぐらいでしょうか。リネン地は綿に比べ高いですが、耐久性を考えれば少しいつもより高めでもいいのかなと考えたりもします。商売っ気が強くて申し訳ありません。(笑)
リネンにも弱点はあります。それは水分を吸うと縮みやすく、色落ちがあるということです。
しかし、色落ちがしやすいということは白やブルーなどは洗えば洗うほど綺麗になっていくということでデニムのように経年の変化を楽しめます。
また、ポロシャツの素材の「鹿の子」という生地を使ってドレスシャツを仕立てる「ビジポロ」というのが去年から色々なブランドから提案されています。シワにも強いです。また通気性がありますが、冬は冬で暖かく夏冬、問わず使い回しがききます。Corvoでも既に何着か出ています。
リネンもビジポロも共通して言えるのはアイロンをかけなくていいというところです。夏場の暑い時期のアイロン掛けは面倒ですよね。一人暮らしの方、お忙しい方にはぴったりですね。
また、今季はリネン地でのオーダースーツの受注も何件か入ってきました。素材で涼しさを求められるのはオーダースーツ、オーダーシャツならではの強みですね。
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