大阪店
ブランド≠質
Corvoはオープンから半年のまだ生まれて間もない新興ブランドです。
どうしてもCorvoのオーダースーツの質の面では遥かに高いレベルの仕立てをしていてもブランドの先行イメージで他店、他ブランドのオーダースーツと比較され「~(ブランド名)のスーツはもっといい仕立てだった」と言われご購入していただけないことがよくあります。
常にそうしたとき自ブランドのオーダースーツの質をお客様にお伝えすることができなかった自分自身の力不足に忸怩たる思いを抱きます。
どうしてもオーダースーツと言うのは出来上がった製品を羽織っていただかないとその着心地、シルエットが分からないものです。
Corvoのスーツの価格の面からいうと68000円の物でも百貨店で安くて倍の十五万以上、海外ブランドでは三倍以上します。十万を超えるラインのものになれば既成のスーツでは取り扱っていないでしょう。オーダーならとんでもない価格になります。疑われる方もいるでしょうが、ネットでこんな嘘を書けません。(笑)
また、スーツと言うのは単に工業製品ではありませんので「格好良く」てはなりません。型紙も当然、こだわっています。
Corvoの型紙はイタリアの数々の最高級ブランドのスーツの型紙を日本人の体型に合うようファクトリーの職人、経営陣が考証を重ね、十年前に起こされました。十年経った今でも手を加えずとも全く古さを感じさせないシルエットです。
オープン時にCorvoのブランドとしての型紙を選ぶ際、工場の中で色々の型で作ったスーツを見せていただいたのですが、そのスーツ(現在のCorvoと同じ型紙)がまさか十年前のスーツとは思いませんでした。
自ブランドのスーツを自画自賛するわけではないのですが、世界的に見ても型、仕立ての面においてCorvoのスーツと言うのは遜色ありません。
物と言うのはお金を出せば良いものが買えるというわけではありません。特にこのアパレル業界と言うのはその傾向が強いです。どうしてもこの業界はブランドイメージが先行しがちで本来の質の面が疎かにされがちです。
名実ともにCorvoが最高級スーツブランドとして多くの方々に認知されるようブランド力を作り上げなくてはなりませんね。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.sartoriacorvo.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/179