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ミルとマーチャントの違い

最近は雑誌でも生地ブランドの特集が組まれていたりしていてみなさん生地に関して詳しいですね。お客様から「~ってどうですか?」とご質問頂いたときに私が存知ておらず勉強不足で申し訳なくなることがあります。
 
 生地ブランドが紹介されるということは一般にオーダースーツが浸透してきているということでオーダースーツ業界に携わる者として嬉しい限りです。
 
 ところで、生地ブランドには大きく分けるとミルとマーチャントになります。
 
 ミルと言うのは織元のことです。織元と言うのは自社で工場をもち生地を織っているところのことをさします。
 
 マーチャントとは毛織商社のことで自社で工場を持たずに織元から仕入れた生地を仕立屋に卸す生地屋のとです。また自分たちで生地を企画するのでおしゃれな柄が多いです。
 
 最近ではミルと並行してマーチャントとしても機能しているところもあります。
 
 マーチャントは中間マージンがかかるから高いという指摘もあります。個人的にマーチャント系のブランドは一割、二割、生地値が高いような気もします。仕入れる生地の選定、生地のデザインはマーチャントのデザイナーが行いますのでおしゃれな柄、色が多いです。
 
 ミルでも独自の営業部門、企画部門をもつロロ・ピアーナやカノニコは生地のデザイン性もさることながらスケールメリットが利いていてコストパフォーマンスは抜群です。

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