大阪店
英国生地は耐久性がある理由
夏はツーパンツにされる方が多いです。オーダースーツ店を経営する側からしたら単価が上がりうれしいことですが、お客様からしたら出費が嵩み嫌ですよね。
お客様がツーパンツを渋られたとき、そんなときは英国生地ブランドの「JOHN FOSTER」「Savile Clifford」をお勧めしています。
まず夏物は通気性を求められるため薄く、糸の打ち込み(密度)を減らします。ですからどうしても冬物のような厚手の生地に比べ擦れやすく、穴が開いたりします。
イタリア生地と英国生地は近年は明確な違いはなくなりつつありますが「JOHN FOSTER」「Savile Clifford」は昔ながらの英国生地の特性を持っています。
英国生地と言うのはイタリア生地に比べ糸が太く、打ち込みがいい(密度が高い)ものが多いです。また双糸、双糸といって二本の糸を撚って一本にした双糸という糸を使っているので耐久性があります。そのぶん、堅い感触になりますが、擦れ、シワには強いです。
オーダースーツを作られる際は是非、着用状況などお伝えください。一番、環境にあったものをお勧めさせていただきます。
ちなみに英国生地でも「チャールズクレイトン」などは比較的、イタリア生地のような柔らかいもの多いので一概に英国生地だから丈夫だとは限りません。
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