ホーム>コルヴォ名古屋・大阪・神戸ブログ>大阪店>本切羽は一つ、二つ外す?
大阪店

本切羽は一つ、二つ外す?

2015116152121.png
(男の着こなしから)
 
 
 
 画像のように袖口を実際に開閉できるようになっている仕様を本切羽、本開きなどといいます。
 
 高級のスーツの場合はこの仕様がなされることが一般的です。
 
 イタリアの医者が人前でジャケットを脱がす、袖をまくり作業ができるようにしたのが始まりだとか、ナポリの仕立屋が凝ったディテールとして施したのが始まりだとかとも言います。
 
 医者の説からドクターカフとも言います。
 
 もともと、袖のボタンはナポレオンがロシア進攻の際、兵士が寒さで鼻を袖ですするのを防ぐためとも言われています。
 
 医者の説とナポレオンの説には説得力が欠けるような気がします。医者がジャケットを人前で脱がないというルールをそこまで厳守する必要があるのか。また、鼻をすする際はボタンのない方ですする気がします。被服の説、由来というのは嘘か本当かのことがたびたびあります。(笑)
 
 実際に袖の釦が開閉ができるからといってスーツの場合、イタリア、イギリスなどでは釦を外すことはないそうです。
 
 また、ジャケットの場合は外そうです。日本人のように右は一つ、左は二つの左右非対称にすることはまれだそうです。
 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.sartoriacorvo.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/200

ページ上部へ