大阪店
オーダースーツはマシン、ハンドどちらが上?
オーダースーツはハンドワーク、マシンメイドなど色々と言われますが追求すべきは体に沿うようなフィット感と美しいシルエットです。
マシンメイドかハンドメイドどちらが優れているのかと言えば一概には言えません。ハンドメイドは手作業ですからズレが生じもしますが職人の手の味とクライアントに対し細やかな対応が可能です。マシンは機械を使い、各所ごとの縫う職人が分業で仕立てますのでズレはほとんど生じません。
ハンドメイドは総合点、マシンメイドは部分点の集合と私は言っています。
ハンドメイドはほとんどを一人で仕上げますので全体のバランスで勝負します。ハンドメイドは一部をみると縫いズレがあったりしますが離れてみてみると全体のバランスは良いです。(一部、分業化している場合もあります。)
マシンはそのパーツ、作業ごとのエキスパートが仕上げます。ですのでフルオーダーの職人よりもその特化された作業は技術的には上なのです。その部分分の作業の集積がスーツとしての最終的な質となるのです。
Corvoの場合は分業化され、職人によってマシン、ハンドの両方を施しています。いいとこ取りをしています。(笑)ですので部分を見てもズレはありませんし全体のバランスは良いです。
しかし、一人の職人の味、感性がいきたフルハンドメイドのスーツはいいものです。機械化が進んでも根強い人気のあるのはそれ故でしょう。
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