大阪店
オーダースーツとスエードの靴①
せっかくオーダースーツを作られるのなら靴にもこだわりたいですよね。
(シングルモンクのスエード)
靴はオーダースーツ、シャツに劣らず重要なアイテムです。
以外に使い回しの利く靴があります。それはスエードの靴です。
日本人はなぜかスエードの靴を秋冬ものとして春夏には敬遠しがちですね。世界的に見てスエードは秋冬に限らず通年で使い回せるアイテムとして認知されています。
ビジネス使いには避けた方がいいと言われる場合もあります。確かに表革の靴よりはカジュアルの印象を与えますがルール上はビジネスシーン、スーツに合わせても大丈夫です。銀行員の方などのお堅い職業の方は避けられた方が無難かもしれません。
その柔らかな印象は少し遊び心をスーツスタイルに持たせたいとき、ジャケパンとの相性は最高です。
スエードの良さは手入れの簡単さもあります。ブラシで時折毛並みを揃えてやるだけでいいんです。梅雨時のような雨降りの時には大変便利です。表側の靴のように靴磨きの手間もほとんどありません。
また、写真の靴の形は「シングルモンク」といいます。シングルとはバックル(甲を抑えるベルト)が一つという意味です。二つあるものは「ダブルモンク」といいます。
「モンク」というのは修道士の意味です。修道士の履いていた靴にこのようなバックルが施されていたので、ベルトで甲を抑える靴は「モンクストラップ」と呼ばれるようになりました。「モンク」というのは「モンクストラップ」の略です。
本来、スーツに合わせる革靴は紐靴でなくてはいけませんが、「モンク」は例外で認められています。
(ダブルモンク)
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