大阪店
オーダースーツとストレートチップの靴②
オーダースーツに合わせる靴でフォーマルなものはストレートチップです。
(ストレートチップで内羽根の靴・今井宏樹氏作)
つま先に一文字に真っ直ぐにはいったステッチをストレートチップといいます。
現在は冠婚葬祭、フォーマルな席でこの内羽根式のストレートチップの靴なら通用します。(燕尾服の際はエナメルのパンプスにすべきとも言いますが、こちらで代用も可能とされる場合もあります。)当然、ビジネスシーンにも最適です。しかし、ジャパンのようなカジュアルシーンには向きません。
そういった意味では白のシャツと同じように何にでも合わせられる優れモノです。オーダースーツでいえば濃紺のスーツとでもいうものでしょうか?(笑)
ストレートチップは色々な形の靴に施されます。モンクストラップのものにも。
(ストレートチップのダブルモンク)
モンクストラップになるとカジュアルな印象になるの国賓など迎えたような厳格なフォーマルな席には向きませんが冠婚葬祭などの席では許されるようです。葬儀の際は金属の金具は不適切とされることもあります。最近は服装よりも死者を悼む気持ちを重んじられそこまでルールに拘ることもなくなりつつあるようです。
つま先に蝋と水を垂らしなんども磨き上げる人もいます。これを「鏡面磨き」とも言います。イギリス人はよく丁寧に磨き上げられた黒のストレートチップの靴を好みます。
ともあれ、ストレートチップは万能選手で一足は持っていたい靴ですね。
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