2014年2月
リーズナブルにスーツを買う
当店に限らずにスーツをリーズナブルに買う方法があります。
それは店頭にある生地で仕立てを頼むことです。
通常のお店なら1~3割ほど安いことがほとんどです。
ちなみに店頭にある生地のことを現物生地といいます。
現物生地は一括で仕入れすることで仕入れコストを大きくカットすることができます。
生地商社側も在庫リスクを店舗側に持たせるために大幅な値引きがあります。
特に普段、多くでないような高価な生地ならその値引き率もよくなります。
一括仕入れですのでエアー取り(イタリアなどの本国からの取り寄せのも)の輸送費をまとめて仕入れますのでカットできます。
これは、スーツ店の経営をする側の都合になりますが、現物生地は売れる前に支払い義務が発生します。
一方、バンチという見本帳から生地を選ばれると、お客様の支払いがあった時点から支払い義務が発生します。
最近は在庫リスクを恐れてスーツ店も現物生地を抱えずにブックからお客様に生地を選んでもらうことが多くなりつつあります。
在庫を抱えてまでスーツを売ることができる、資金力のある店舗が減ったことも一因です。
また、現物生地は店舗の立場としては早くお金に変えたいわけです。ですので通常のブックからの価格より安くなります。
また、現物生地は店舗の立場としては早くお金に変えたいわけです。ですので通常のブックからの価格より安くなります。