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大阪店

クリース

雨が降るとズボンの折り目がとれるので嫌ですね。
 
ちなみにご存知と思いますがこの折れ目をクリースといいます。
 
クリースは19世紀末ごろから一般的に入れられるようになったといわれています。
 
クリースを入れるようになったのは諸説ありますが、軍服のように直立姿勢をきれいに見せるためと私は推測しています。
 
フランスではジーンズに入れるそうです。
 
イタリア生地、フラノなどの打ち込みの甘い生地(生地の単位面積当たりの糸の本数が少ない)は雨で濡れたり、歩いているうちにすぐに消えてしまいます。
 
このクリースを消えにくくする加工があります。
 
シロセット加工といい、薬品をかけることによって折り目を固定するというものです。
 
クリーニング屋さんで頼めば対応してただけます。
 
ちなみに「なぜCorvoのパンツにはその加工をしないのか?」と思われ方もいると思います。
 
シロセット加工は白い線がわずかながら出てしまいます。ですので濃色系はもちろん、風合いを重んじる高級生地を使用したパンツには施さないことがほとんどです。
 
あくまでもシロセットは機能を重視したものです。

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