大阪店
気分転換
私事ですが、私物の「オーダーシャツ」が出来上がりました。
工場が繁忙期で込み合っていたこともあり、あくまでサンプル品ですのでお客様のシャツ優先で縫っていたので、大分納期がかかりました。
またまた、私事ですが最近カメラにはまり、お客様に写真の撮り方を教わり、写真をこれまで以上にアップできればと思っております。
私が選んだ衿型は「Kワイド」です。
裏前立、ポケットなし、カフスはシングルカフスの大丸、背プリーツの一般的なビジネス用のシャツの仕様です。
まだ洗濯前なので糊付けされて分かりずらいのですが、カラーが直線ではなく少しカーブを描くラインなのがわかるでしょうか?
また、ラペルの端からい1mmの位置に施されたコバステッチのピッチは1mmピッチです。
コバステッチは生地のパッカリングを防ぐ役目がありますが、手間の掛かる仕様でほとんどのシャツには3mm程度、内側に入ったステッチが施されます。非常に丁寧な仕事であることがわかる、仕上がりです。
「Kワイド」はゴージの高い、イタリア調のスーツ、JKととても相性がいいです。
また、Corvoのフルオーダーシャツ衿の台芯を通常より固くしているのでノータイ時にでも衿が立ちます。
衿と台衿、身頃の接続部はハンドメイドを採用しています。
ネックのパターンにも首に沿う理由があるのですが、専門的になりすぎるので割愛します。(所謂、前首という補正を入れています。興味のある方は私に直接、お聞きください。)
型線の縫目も1mm以下のピッチ、目測で0.5mm程度かなとおもわれます。非常に綺麗です。
私どもの店の商品ですので、自画自賛になりますが、縫製に非常に凝っています。(笑)
この間、上着を脱いでbarで飲んでいるときに当店以外の商品のシャツを着ていたのですが、バーテンダーに「いつものシャツと違う。いつものシャツは高そう。」といわれました。
分かる方にはやはりわかるようですね。(笑)
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