ホーム>コルヴォ名古屋・大阪・神戸ブログ>大阪店>オーダーシャツを楽しむ②
大阪店

オーダーシャツを楽しむ②

鎌倉シャツの代表のNEW YORK 出店のブログを読んでいたら、「胸ポケットがついたシャツは売れなかった」と書かれていました。
 
鎌倉シャツは日本のドレスシャツメーカーのなかで大変勢いのあるメーカーさんですね。
 
そして、ポケットの無いシャツを標準仕様としたなどと、業界の人間から思い切ったことをされているようで私自身、規模は小さいながら同じアパレルの経営者として尊敬させていただいおります。
 
業界の人間なら「全数(ボタンダウン以外)をポケットのなしのシャツ」にすることがいかにリスキーなことかわかります。
 
日本のビジネスマンは「ポケットがないと不便」と言います。ポケットがあるか、ないかで売上にものすごく影響があるのです。
 
規模の大小問わず、「ルール違反は分かってはいるけど売り上げはかわいい」という、販売側のジレンマというのがあります。
 
シャツにしろスーツにしろドレスコードがあるものはやはり規律に則し、その範囲の中で遊ぶのがルールです。
 
「ム!それはドレスコード上からいえばそれはルール違反だぞ!」と分かっていてもオーダーを受けてしまうこと、それはお客様は一時的は満足されるかもしれませんが、本当にそれでいいのか?誠意があるのか?。
 
特にお客様のご職業が人前に出らられる方とわかっていればなおさら我々も強硬に反対します。
 
たとえば「ボタンダウンでクレリックでお願いします。」とお客様から私どもがオーダーを受けたとします。
 
「分かりました!」といえば必ずお買い上げいただけるでしょう。
 
しかし、「お客様、それは袴にスリッパと同じようにルール違反なんですよ。」と言ったら「じゃぁ、買うのやめた」となりかねません。
 
もし販売員が「ボタンダウンとクレリックの組み合わせはよくないですよ。」といったならそれは非常に良識のある販売員の方です。
 
オーダーシャツを注文する際にもそういった良識のある販売さんを「こいつはうるさい販売員だ!客の好きなようにさせろ!」と思わず「お客様にベストな提案をしようとしている。感心!感心!」と温かい眼差しでみてください。
 
いい店というの好事家からビギナーからすべての方に楽しんでいただける店だと思います。
 
ビギナーさんは分からないことがあれば販売員さんに意見を聞きながらデザインを決めると間違いのないものが仕上がると思います。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.sartoriacorvo.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/265

ページ上部へ