大阪店
英国生地を取り巻く環境
昨日の続きについて。
これから、英国生地ブームが起こると私は予想しています。
インポートブランド生地の中で比較的値ごろなカノニコが円安、ユーロ高の影響で価格が上がり、割安感がなくなりつつあります。
インポート生地全般に言えることではありますが値上がり率はイタリア生地は顕著です。
英国生地というのは少数生産の小さな工場が集まり、まとめてブランド名をつけて販売するというマーチャントという形態をとることが多く、イタリア生地に比べ割高感があったのは否めません。
最近はその差が小さくなりつつあります。
また英国生地が日本では主流から外れた理由は冷暖房の発達によりオールシーズン着れる生地が好まれたからと考えています。
英国は地理的関係で緯度が高く日本に比べ、寒冷のため、肉厚で打ち込みの良い生地が多くオールシーズンには適していなかったことが理由だと思います。
最近は節電の影響からクールビズ、ウォームビズとなり夏はスーツが売れなくなっていますが、秋冬は割と肉厚のものが人気になりつつあります。
英国生地の人気はこれから火が付きそうですね。
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