大阪店
フランスのシャツ
新しくシャツ生地のバンチがはいってきました。
トーマスメイソンの最上級ラインのゴールドラインの生地がいつもより多くラインアップされました。
その中に特にお勧めしたいのがフランス綾のパープルとラベンダーの生地です。
紫というのはフランスのシャツに割と多く使われます。
シャツ仕立て価格¥24600‐
ドレスシャツといえばどうしても白、ブルーが多くなってしまいます。
パープルにもチャレンジしていただくためにも「こんな仕立ても如何ですか?」という思いも込めてのブログを書かせていただきます。
シャツにもスーツと同じくイタリア系、ブリティシュ系、アメトラ系などというように国ごとに特色があります。
スーツと同じくシャツもイタリアクラシコブームの流れで非常にタイトなものが増えて、今もその流れが続いています。
その逆を行くのがフランスのシャツです。
アームバンドで袖を調整し、少しぶかっとしたシルエットは大人の色気を醸し出します。
実は「スーツはイタリア、靴は英国、シャツはフランス」というほどフランスのシャツというのは高い評価を受けています。
固定観念的なフランスのシャツのイメージといえば表前立てでポケットがないフロント、太いアームホール、、大きめに取られた後ろ身巾、タックの入ったバックスタイル、生地はフランス綾で光沢があるもの、色味はサックスブルー、パープルなど鮮やかなもの。
この生地にはそんなステレオタイプ的な仕立てをお勧めします。
実際にはフランスのシャツも世界的にタイトなシルエットの流れで腰にダーツが入ったものなどが増えているのが実情です。
スーツ屋もアパレル業界の「売れる・売れない」の「流行、廃り」の市場の中に存在していますが、一本芯の入った仕立てをお勧めしたいですね。
スーツにも同じことが言えますが、光沢のある上質の生地というものはある程度の体と服との間にゆとりがあるとドレープがでて非常にエレガントになります。
ゆとりが大きいのに目付もなく、光沢のない生地ではなんだか、逆に物足りない感じがあります。言葉は悪いですがチープな印象になってしまいます。
トーマスメイソンの最上級ラインのゴールドライン、さらに光沢の強いフランス綾、絶妙な色味、最高の品質の生地だからこそ、敢えてオーバーサイズの仕立てをお勧めすることができるのです。
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