大阪店
カルロ・バルベラ②
昼も上着を脱いで作業をしていると肌寒く、秋の深まりを感じます。
スーツ好きにとってはこのぐらいの気候がありがたいですね。
現在フェアー中のカルロバルベラフェアー、ご好評なのですが、10月19日で終了とさせていただきます。
まだ間に合うということで、「カルロバルベラ」についてより詳しくご紹介させていただきます。
多くの親切で知識の豊富なテーラーさんに「イタリア生地で一番いいブランドは?」と聞いたら「ロロ・ピアーナかバルベラ」と帰ってくるはずでしょう。
「バルベラ」はロロ・ピアーナなどのように直営ブランドショップを持たないので非常に知名度が低いのです。(正直「ロロ・ピアーナ」も知名度は一般に高くないと感じるのは私だけでしょうか?)
「羅紗の宝石」と形容されるほど生地ブランドとしては高い評価を得ています。
ウールとカシミヤ以外取り扱わないという専業で一つのことを突き詰める経営スタイルは男心をくすぐります。
とくに有名なのは倉庫で糸を数年寝かせてから生地にする工程はファンのなかでは有名です。
羊の原毛を糸にする際にかかった圧を抜くためだそう。
低速織機で織りあげた生地には独特のふくらみがあります。
柄にも特徴があります。
バルベラはストライプにしても直線ではなく、太さが不揃いでなんだか震えた手でなぞったような線です。
色味も単純にグレー、ネイビーなどと表現できない、かすれた、スモーキーな独特な物があります。
百聞は一見にしかずです、ご興味のある方は店舗までに。
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