大阪店
パンツを綺麗に見せる。
ジャケットに比べパンツというの少々影の薄い存在かもしれません。
フルハンドと謳っているお店でもパンツはミシン縫いだったり。。。
ジャケットはオーダーだけどパンツは既製品を買っているというお客様も。
Corvoのパンツは一人の職人さんが縫っています。いまでは非常に珍しいことです。
パンツというのは靴、ジャケットによっても選ぶべきサイズ、型が変わってくるものです。
意外にパンツの型を変えるだけでいまいちだったジャケット、靴が活きてくるから面白いものです。
自分に合ったパンツを選ぶポイントとしてまずは型を知るべきですね。
パンツには大きく分けて三つの型があります。
①ストレート(膝から裾に直線的におりるタイプ)
②テーパード(膝から裾にかけ細くなるタイプ)
③フレア(膝から裾にかけ広くなるタイプ)
です。
現在主流なのは①ストレートです。
ストレートは常にパンツの形としては標準形になります。
通常は1タック、2タックの仕様で仕立てられます。
ラウンドトゥ、スクエアー、どんな靴にも合います。
細身のジャケットに合わせるなら②テーパードですね。
通常はノータックの仕様で仕立てられます。
原則、コバのはみ出しの大きいものとは相性が悪いとされます。
マッケイやコバのはみ出しの少ない線の細い靴が好適です。(しかしイタリアでは外しとしてわざとミスマッチな組み合わせをすることも、最近ではオールデンと組み合わせる方も多く、何とも言えない状態に)
最近のスーツでは細身からややゆとりのある形に移行しつつあるので、少し下火になりつつあります。
コットンパンツの場合ではまだまだ、主流に感じます。
③フレアータイプはノータックの仕様でワタリと膝巾を詰めて裾を一気に開くという形が現在の主流に感じます。
合わせが難しく上級者向けの仕様です。
あまり男性向けのスーツ、ジャケットのパンツとしては見られませんが、一部のお客様で仕立てられています。
股上を浅くしややタイト目にしたてたピークの幅広の衿とのスリーピースはエレガントにつきます。
1930年代のアメリカスーツを現代流に仕立てていらっしゃいます。
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