大阪店
カフス釦のすすめ①
最近は下火の「カフス」をするなど人と違うアイテムを取り入れる。
うまく取り入れるとぐっとスーツに「風格」がプラスされるのが「カフス釦」です。
正直なところカフスは「にわか仕込み」で取り入れてしまうと、なんだか浮いてしまうことも。。。悪く言えば「悪目立ち」になってしまうことも。
既製シャツにみられるような袖のボタン側に穴もあり、ボタン留めもカフスボタン留めもできるなんてものにカフスを合わせるのはエレガントとは言えません。
やはりカフスは貴族社会の中で生まれたもの「どちらでもお使いいただけます」というシャツに合わせるのは、感覚的に合わないものです。
カフス釦をされるのであればダブルカフスにされるべきでしょう。
つけるのは面倒、シャツもそれ用に誂えなくてはならない、しかし貴族社会で生まれた故の「風格」がカフス釦にはあります。
また光沢の強い、装飾が派手なものは「金満」的で、如何にもという感じで…いい塩梅というのが難しく難易度の高いのが「カフス釦」です。
「カフス釦」が敬遠される理由は、そこが一番大きな理由でしょう。
そこでお勧めのが「アンティーク」の「カフス釦」です。
光沢が年月を経て落ち、いい意味での退廃的な印象があり、「悪目立ち」せず、しっくりなじみます。
ちなみにチェーン式のカフス釦は自分ではつけにくいのは貴族が使用人に付けてもらっていた時の名残です。
言わゆる社会的地位の高い人の象徴ともいえます。
それゆえに「風格」をプラスするにはうってつけのアイテムです。
またカフスを見せるためにジャケットの袖の切込みを斜めにする。袖丈を短めにするなど。「カフス釦」の好事家が好んでする仕様です。
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