オリジナルバンチ紹介③バンチ作成(全7回)
Corvoのバンチブックは外観、サイズにもこだわっています。
やはり、通常サイズのカードサンプルで実際の仕上がりとの印象が大きく変わるものです。
Corvoでは、お客様には生地が最も美しく見えるように通常の倍以上の大きさで、黄金長方形でカットした生地をご用意し、通常サイズのバンチでは作り出すことのできない、より出来上がりに近い形でご覧いただけます。
初めは通常のバンチのサイズで作ろうということであったのですが、顧客重視の観点を重んじるCorvoでは制作コストのかかる大きめのバンチにすることにしました。
いい商品、いいサービスを提供することにより多くのお客様に来ていただければコスト圧縮できるというCorvoの精神がこのバンチにも宿っています。
下の画像は制作過程の生地サンプルの切り出しです。
(輸入された状態で数十m単位で巻かれた生地にチャコで必要分にしるしを入れます)
(ハサミで一気に切り上げます。きれいに切るためにはリズムが大事だとか。)
(さらに裁断機に入れる前にチャコでしるしをつけます。実際にサンプルになったときに柄を一番お客様に見ていただきやすいようにと柄合わせだったり、意外にコツがいるそうです。)
(何十年も使い込まれた裁断機。油できれいに磨かれていました。今ではこの裁断機を製造しているところはなく、これからも現役でいてくれないと困るそうです。)
(出来上がったサンプルたちです。※写真の生地はCorvo用のものではありません。)
出来上がったサンプルをバンチにスタッフ自身ではさんでいきます。
Corvoのスタッフたちで「この生地はこの顧客さんにすすめよう」「自分用にこれを買おう」などと印象を語りながら、はさんでいくのは楽しいものです。
外観は濃紺のリザード調の型押し、金箔印字となっておりバンチブックとしては最上級の仕上がりとなっています。大きさゆえに迫力があります。 一流生地ブランドもここまで上質のバンチを作っているところはないでしょう。
次回は厳選生地の詳細について
オーダースーツCorvo
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.sartoriacorvo.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/422