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第二回 拘り(全三回 ネクタイの取扱にあたって)

今回はCorvoのネクタイの拘りについて

ネクタイは非常に単純な構造だ。それゆえ誤魔化しがきかない。

よい生地、よい芯地、縫製の三位で品質が決定される。いってしまえばどれか一つに手を抜くと粗悪なものとなってしまう。

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生地は西陣のものとした。

言わずと西陣は高級生糸を用いた帯用の織物の産地である。数百年の伝統によって磨かれた複雑な織を表現する技術は高い評価をえている。

201679231755.jpgネクタイに重要な表情となるデンプルは不可欠だ。

締める際に、心地よく自然とデンプルを生み出すのは、芯だ。一見にはわからなくとも、上質なネクタイかは締めると、すぐにわかる。

上質な肉厚な羊毛芯、宇治の老舗縫製場による手縫いによるやわらかい風合いにより、自然と美しい窪み結び目に生まれる。

201679232752.jpgネクタイとのスーツの調和を意識し奇をてらわず寸法は決まった。Corvoではネクタイが主役となるような、あくの強い物は理想としない。

プレーンノットでネクタイを結んだ際に、ちょうど小剣が大検の下から除くか除かない150㎝とした。Corvoのジャケットの標準襟幅9㎝よりやや細めの8㎝と設定した。

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