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白いシャツ

英国紳士はガーデニングする際にも身なりを気にするのだとか。

貴族文化が根付いた西欧諸国では装う行為、生活様式の一部ととらえられている。

シャツの中でも、白いシャツというのは別格だ。

白いシャツの現在の評価は、女性を筆頭に装いのセンスとしては芳しくない。柄シャツ、色物シャツなどの方が評価が高い。

柄物シャツがスーツに合わせられるようになったのは1920年代からと言われている。エドワード8世がスーツに合わせるようになって普及したといわれている。

本来、白のシャツというのは高い地位の象徴そのものなのだ。

どうしても綿は繊維が毛羽立ち皮脂、垢、汗、ゴミが沈着、付着し汚れが目立ってくる。

数年前、流行った白パンツもクリーニングしても黒ずんだというお悩みの方も多いだろう。それは綿特有の毛羽立ちが原因だ。消耗品と割り切るしかない。

白を白で保つということは、枚数、クリーニングなどのコスト、手間がかかる。

だから昔から白い衣装というのは、そうしたコスト、手間をかけれることを、それが可能な高級貴族の証だったのだ。

綺麗に手入れされた白いシャツはその人の高い地位を暗喩したものといえる。白いシャツというものの見方が変わるだろう。

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