2017年10月
コートについて
コートについて テーラードのコートと言えば、シングルチェスター、ダブルチェスター、アルスターコート(ポロコート含む)の三種が代表的だ。
現在、Corvoで対応可能なのはシングルチェスター、ダブルチェスターだが、ここで紹介させていただく。
チェスターコートはチェスター伯爵が初めて着たのが発祥と言われている。
本来は、上衿はベルベット、前身は比翼、腰ポケットは水平フラップが正式なものである。 現在ではピークドラペル、アウトポケット仕様など。男性の防寒着としても様々な形にアレンジされている。
アルスターコートは非常にクラシックな歴史あるコートの一種、いわゆるダブルのコート。現在ではシングルのものもある。) アルスターカラーという、上衿と下衿がほぼ同じ大きさの特徴的な襟型を持つ。
北アイルランドはアルスター地方のウールを使用した1860年代の軍服がルーツとなって いる。
1900年代初めに、このコートを着た旅行者によって世界各国に伝わっていったといわれている。 非常に防寒性が高く、前身で生地の重なるダブルであることで風にも強い。
大きな上衿を立てることにより、背景にどっしり感が生まれ、男性らしさが強調されるなど、軍服ルーツを感じる着こなしができるだろう。
ちなみにポロコートはアルスターコートの一種である。ターンナップ袖にアウトフレームパッチポケットなどのディテールを備えるとポロコートになる
。 本来ロング丈でクラシックな趣が漂うこのコートだが、最近ではショート丈のモダンな仕 様やラムウール(子羊の毛)を使用してソフトに仕上げたものみられる。
トレンチコートはアルスターコートの派生形で、第一次世界大戦中苛酷な塹壕での使用を考慮した機能的なコートだ。
襟型はアルスターカラーから派生した立てたせた仕様になる。
一般的に防水加工されたギャバジンのコットン生地を使用する。 なおバーバリー、アクアスキュータムが発祥だと言われている 戦後、徴兵された軍人たちが民間に戻り、スーツに合わせるようになったと言われている。
スーツの必要性③
三つ目は「信用」「信頼」を授ける。
今回は自分の経験から。 私は23歳で起業した。
起業したってのときに取引を持ち掛けても、「住所が決まってから、来てください。」の門前払いだった。
残念ながら若いというだけで、ビジネスの場では「信用」「信頼」されない。辛うじて取引に結び付いても、取引条件も悪かった。起業に保証金だけで200万ぐらい余分にかかった。
ビジネスの場での「信用」「信頼」の必要性を肌で感じた。
若い人にこそ、わずかな投資で「信用」「信頼」は得られるということを理解してもらいたい。
スーツはその人の所得を表す。それだけの「信用」を表す。
仕事に向き合う姿勢を暗に示し、「信頼」を得る。
当然、格好が従で、その人の仕事が主である。これは誰が何と言おうと正しい。
「俺は外見でなく実力で勝負する」という方には私はこういう、「良いスーツを着なさい。そして、より大きな成功を掴みなさい。」と。
よいスーツはあなたの仕事をより円滑にするだろう。