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名古屋店

スーツの細分化

私が感じたことを今日は。 ファッションは需要の細分化が言われて久しいが、スーツは一括りにされがちだ。はっきり言ってスーツ業界は時代遅れだ。

スーツは20代~30代が欲しがるシルエットは細身40~60代はゆったりといった程度ぐらいしかない。

または英国、イタリア、アメトラ風といった具合か。 物不足の戦後ならまだしも、スーツショップでは20代から70代までが同じ店を利用する。通常の服飾店ならありえないことだ。

父親と同じかっこうを好んでする者はいないだろうが、スーツとなれば例外だ。

スーツは決まった形だから細分化されにくいという事情はあるが、ジーンズも同じことが言えるが素材、シルエットの要素の組み合わせで多様な細分化された需要を満たす。

今まではスーツが他との違いを見せる部分はディテールに終始した。今なら、腰帯が高めで、サイド尾錠付のパンツだったり、ひと昔前なら釦ホールのかがり糸を色糸にしたりである。

近年は海外ブランドを中心にブランドのカラーを色濃く反映したスーツが出始めている。 例を挙げれば「トムフォード」がその好例だろう。

差別化の図りにくいスーツというカテゴリーの中で20~40代のスーツの単調さに飽きを感じたビジネスマンを虜にした。

スーツ業界ももそうした需要の細分化にこたえなくてはならないと感じる。

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