魅かれる生地 HUDDERSFIELD~snowflake~より
見ていると魅かれてくる生地というものがあります、今回魅かれたのはHUDDERSFIELD(ハダースフィールド)。
スーツ地において、ハダースフィールドは有名ですよね。
簡単に説明すると、ハダースフィールドはイギリスの人口15万程の都市。
その安定した水質によって昔から毛織物の産地として栄えてきました。
そして19世紀のイギリス産業革命以降、ハダースフィールドに様々な老舗ミルが工場を構えています。
世界で最も歴史のある服地商です。
ハダースフィールドの生地というと、ハリコシがあり質の高いものだという印象。
ですが、近年の多様なニーズにより様々な特徴を持った生地も増えています。
そこで今回、中でも魅力的な生地を見つけたのでご紹介します。
「snowflake」(スノウフレーク)
少し早いですが、秋冬用に寄ったバラエティーに富むジャケット地。
オフの日に使えそうな、控えめながらもインパクトのある生地を揃えています。
ビジネスライクとは少し離れますが、シーンによっては大活躍しそうな生地が多いですね。
ここでチョイスしたのはこの生地です。
少し緑がかったチェック。
淡い素朴な風合いの中に、オシャレな一面も感じさせます。
仕上がりの全体像はこんな感じになりそうですね。
実際はこれより色も薄く柄もおとなしくなりますが、グリーンチェック系の雰囲気はつかんでいただけるかと。
これがジャケットならば、パンツはデニム、靴はローファー。
颯爽と車から降りてくる姿、まったりカフェでくつろぐ姿、イメージピッタリです。
清涼感を出すためにシャツは白がいいですね、そしてノータイスタイルです。
柄物のジャケットを着るとお腹辺りが少し寂しいですから、ジレを挟んでもオシャレです。
また、こういう色柄って意外と汎用性も高いんですよ。
思いがけず使うシーンがどんどん出てくるかと思いますが、ガンガン使ってあげて下さい。
こうやって語っていると、やっぱり欲しくなってきますね、、、
一度魅かれると中々頭から離れないので、困ったものです。
すぐにでも仕立てたいところですが別の生地で作ったばかりなので、もう少し我慢ですね、、(笑)
とにかくその魅力だけでもお客様にお伝えしたいので是非見て想像してみて下さい。
素敵な生地です。
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