2018年7月
クリアカット
こんにちは。
ここ最近、、暑すぎますね、、此間は名古屋でも気温40度を超えたとか、、
さすがにテーラーと言えど、ジャケットは外で着れないです、、(笑)
室内はエアコンがあるので何とかなりますが、外はもう別世界ですね。
水分塩分補給をしっかりして、熱中症や熱射病は避けたいところ。
ある地域では「アクエリアスが店頭から消えた」なんて事も起こっているみたいです。
皆さんはもう色んな対策をされてるでしょうが、この暑さはまだもう少し続くみたいなのでお互い更に気を付けていきましょう、、
ところでそんな夏場にスーツやスラックスを買いにお店に行くこともあるかと思いますが、こんな言葉を聞いたことがないでしょうか。
「クリアカット」
通常スーツは、仕上げる際に最後の工程としてフィニッシングという加工を施します。
生地の特徴を生かし、表情を出していくのです。
これはその工程で使う一種の手法で、生地の毛羽(‘ケバ‘布などの表面が擦れたりして立ち上がってくる細かい毛)を切るなり焼くなりして表面を整え、綺麗にすることです。
比較的毛羽の多い秋冬生地を春夏に使えるようにする為の手法ですね。
これを使用したもので言えばロロ・ピアーナのタスマニアンなどが該当します。
織りで言えばポーラなどが分かりやすい例でしょう。
画像出典:サラリーマンのファッションを考える http://fashion.adeliepenguin.info/441.html
本来であれば時期の限られる生地のバリエーションを広げる意味もあります。
特徴としてはその名の通り、クリアで光沢のある滑らかな仕上がりになるのですごくきれいです。
一般的に思い浮かべるスーツは大抵この仕上がりになっていますね。
どこか特徴的なといった感じではないのでもっとも使いやすいと思います。
そんなクリアカットのスーツ、たまにお客様に聞かれるんですよ。
「クリアカットってなに?」と。
今回それにお答えする形でブログにしてみました。
今季のように暑い中スーツを着なければならない場合、クリアカットのスーツはおすすめですよ。
ステータスシンボル~腕時計~
腕時計、ビジネスマンやそうでなくても多くの方が身に付けます。
iphoneなどの普及で若年層中心に付けない方も増えていますが、それでも腕時計の必要性は衰えません。
腕時計は用途として、第一に時間の確認の為使用しますよね?もっとも動かしやすい腕につけるのでその動作はスムーズです。
ですが腕時計は、他にも役割があります。
それが「ステータスシンボル」
今も昔も腕時計は男性のステータスシンボルです。
他にも車などが当てはまりますが、より表現しやすい腕時計はその代表格でしょう。
男性が常時身に着けることを許されたアクセサリーとして、その存在は大きく、ステータスシンボルとして確立されてきたのもうなずけます。
では、具体的に腕時計のどのようなところがステータスなのか。
ビジネスマンの多くはスーツを身にまとうので私服のようなオシャレは出来ませんが、代わりに時計がその役割を果たします。
時計なら、場合にもよりますがある程度のオシャレは可能です。
オシャレもまたステータスですから。
また、腕時計の値段や格、これが高ければ高いほど同じくステータスになります。(場合にもよりますが)
ロレックスやオメガなど、誰もが知っているようなブランドだと分かりやすいですよね?
腕時計というのは他者に対し、暗にそれを示す役割があるのです。
ただ一般に社会的高位層と呼ばれる方は、これに矛盾する場合があります。
例えばとあるA社長ですと、その地位は言うまでもなく、時間の確認も秘書がいれば問題ありません。
社会的マナーの一部として腕時計は身に付けても、よりシンプルな物になっていくことがあります。
ステータスシンボルとしての時計を意識しないのです。
その地位を周囲が認知している場合、腕時計は必要ないのかもしれません。
とはいっても普通に働いていれば腕時計は使いますよね。
私スーツを扱う者としては、腕時計にこだわるべきだと思っています。
紳士の嗜みであると同時に、袖からのぞくその姿にはやはり魅力がありますから。
ただ私自身まだまだ良い時計を身に着けるに至ってないので、お客様の腕時計を見ては羨望の眼差しを向けています。
これから先、腕時計に代わるステータスシンボルが出てくるかもしれませんが、今を生きる私たちにとって時計ははずせません。
うまく付き合っていきたいものです。