クリアカット
こんにちは。
ここ最近、、暑すぎますね、、此間は名古屋でも気温40度を超えたとか、、
さすがにテーラーと言えど、ジャケットは外で着れないです、、(笑)
室内はエアコンがあるので何とかなりますが、外はもう別世界ですね。
水分塩分補給をしっかりして、熱中症や熱射病は避けたいところ。
ある地域では「アクエリアスが店頭から消えた」なんて事も起こっているみたいです。
皆さんはもう色んな対策をされてるでしょうが、この暑さはまだもう少し続くみたいなのでお互い更に気を付けていきましょう、、
ところでそんな夏場にスーツやスラックスを買いにお店に行くこともあるかと思いますが、こんな言葉を聞いたことがないでしょうか。
「クリアカット」
通常スーツは、仕上げる際に最後の工程としてフィニッシングという加工を施します。
生地の特徴を生かし、表情を出していくのです。
これはその工程で使う一種の手法で、生地の毛羽(‘ケバ‘布などの表面が擦れたりして立ち上がってくる細かい毛)を切るなり焼くなりして表面を整え、綺麗にすることです。
比較的毛羽の多い秋冬生地を春夏に使えるようにする為の手法ですね。
これを使用したもので言えばロロ・ピアーナのタスマニアンなどが該当します。
織りで言えばポーラなどが分かりやすい例でしょう。
画像出典:サラリーマンのファッションを考える http://fashion.adeliepenguin.info/441.html
本来であれば時期の限られる生地のバリエーションを広げる意味もあります。
特徴としてはその名の通り、クリアで光沢のある滑らかな仕上がりになるのですごくきれいです。
一般的に思い浮かべるスーツは大抵この仕上がりになっていますね。
どこか特徴的なといった感じではないのでもっとも使いやすいと思います。
そんなクリアカットのスーツ、たまにお客様に聞かれるんですよ。
「クリアカットってなに?」と。
今回それにお答えする形でブログにしてみました。
今季のように暑い中スーツを着なければならない場合、クリアカットのスーツはおすすめですよ。
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