名古屋店
Corvoの革小物③
こんにちは。
今回は前回の続きの第三弾です。
まだ第一、第二弾をご覧いただいてなければそちらも合わせてご覧下さい。
前回は、裁断からどうなっていくのかといったところまででした。
ここからは物によって工程が変わってきますが、まずはこちら。
こちらはカードケースを作成している所なのですが、革漉きという工程です。
要は革と革が重なり二重になる部分を漉いていく作業になります。
この工程を省くと、二重に重なる部分が通常の二倍以上になってしまうことに。
そうなると、製品としては成り立ちません、、汗
そこで、革漉きの工程でしっかり漉いていくのですが、これがまた難しいんです。
どのくらいの量を、どの程度、どのくらいの速度で等、熟練の職人でなければ上手くいきません。
下手をすれば、革が切れてしまったり、機械に手が巻き込まれてしまったりという事態になりかねません。
革製品の良し悪しを語る上で、大変重要な作業です。
次にこちら、念引きという工程ですね。
こちらは第二弾で紹介したものと同じで、実はコインケースになるもの。
念引きという工程を加えます。
財布などのヘリ部分に、熱を加えた念という道具を使用して線を引いて行く工程です。
熱を加えることで、ノリでくっつけているヘリ部分をよりしっかり固定する意味合いがあります。
加えて必要個所を焼き締めるので、製品全体も引き締まって見えますね。
こちらも製品の仕上りを左右する重要な作業です。
後は、念引き前に行うノリ付けやコバ擦り、コバの染色等。
細かい作業ですが、見栄えにかかわる大切な部分です。
これらの工程が終われば、縫製やホットスタンプによる箔押しなど、だんだん完成に近づいていきますね。
この辺りはまた次回の第四弾で書いていこうと思います。
是非ご覧ください。
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