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2018年9月

品格

 

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品格とは、その者から感じられる厳かさの事。

人の本質というべき部分の事です。

、、、いきなりこんなこと書くとちょっと構えてしまいますよね(笑)

ただこの品格というものは、やはり結構大事だなと思うんです。

とはいえ私はまだまだ品格のある人間とは言えませんし、それを身に付けるためにはやるべき事ややらなければならない事が多すぎます(笑)

そんな中いつもお客様を見てると、やるべき事を当たり前のように自然にされている姿があります。

「品位がある」「別格だ」なんて言葉がありますが、まさに言葉通り。

しかし、品位やら別格やら、定義は曖昧ですよね。

なので一つお話しすると例えば、同じブランド物の同じ財布を持っているAさんとBさんがいるとします。

因みにAさんは財布に限らずブランド物が大好きです、流行りには目がありません。

かたやBさんはブランド物は好きですが、質をしっかり考慮して自身の拘りを大切にします。

それぞれ同じ年数使っていたとして、その使用感には違いが出てきますよね。

使い方や手入れによって良く扱われてきた財布は、使用者に少しの品を与えます。

扱いが悪ければ、傷はむき出しコバは剥がれる、使用者の格が下がります。

おそらくAさんは自身の格を下げてしまうでしょう、逆にBさんは品を増していくばかり。

みんながみんなそうではありませんが、実際に見ていると当てはまる事が多いんです。

Aさんのようなタイプは若い方に多く、情報に操作されて自分の頭で考える機会の少ない今の時代、仕方ないのかもしれません。

確かにブランド品は素晴らしいですよね、ネームバリューだけでなくそれぞれの歴史が保証する品質もありますから。

しかし、それだけに踊らされるのはあまりよろしくない気がします。

自らの本質を見極め、見合ったものを身に付け、丁寧に扱う。これが品に繋がるように思います。

後はそうですね、消耗品に対する考え方ですね。

シャツなどの消耗品にお金をしっかりかけることの出来る方はやはり品良く見えます。

 

 

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どれだけ良いスーツを着ていようが、シャツや例えば靴もそうですね、関連するアイテムがみすぼらしいと全体的にみすぼらしく見えてしまいます。

だからこそ、たかが消耗品されど消耗品なのです。

といいつつ私はついつい長く使えるスーツの方にお金を掛けちゃいますが、、(笑)

ですがメンテナンスと管理は怠りません。

消耗品にまでお金が回らなければ、せめてやるべき事をやるべきですから。

そういえば学生の頃、お坊ちゃまがクラスに一人くらいはいなかったですか?

そして全体的にすごくきれいな格好ではなかったですか?

如何にもお金がかかってそうな。

今思えば彼らには、意図せずとも品がありましたよね。

我々が小さいころに経験済の分かり易い例だと思います。

そして、お坊ちゃまではないのに妙に品があったなというタイプの子もいませんでしたか?

これも大事な要素なのですが、立ち居振る舞いからなる違いです。

姿勢が良かったり、マナーをしっかり身に付けていたり、基本的な事がきっちり出来る人間というのは品よく見えるものです。

この辺りは誰でも身に付けることが出来るので、生まれや育ちを言い訳にはできません。

「自分はこういう人間だ」と認識し、自覚すれば、品格は身についていきます。

歳をとると余計な事を考えてしまうので、品格を身に付ける邪魔になってしまう事もしばしば。

中々難しいものです。

今回はテーラーから見て、一般的であろう上流階級的品格について書いてみました。

「良いスーツには相応の品格を」

何かのきっかけになれば幸いです。

 

 

ワイシャツについて

ワイシャツとはホワイトシャツの略で、日本で意味されるスーツに合わせるシャツ全般は海外では正式に「ドレスシャツ」と呼ぶ。

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日本では一般にスーツの優先度に比べシャツは消耗品とみなされ、落ちる。

海外ではシャツ専門の一流ブランド、専門店が存在する。シャツ専業でも商売が成り立つだけの需要があるというわけだ。スーツの需要減少が叫ばれる日本では、驚くばかりだ。

それだけにドレスシャツへのこだわりも強いのだ。

私は、スーツ(スーツスタイル)はセンスを競うものではないと考える。

一部のデザイン重視のスーツを除き、本来、スーツによって纏うべきものは「品格」「風格」「貫禄」ではなかろうか?

ラグジュアリーブランドの扱うシャツはデザイン性を重視しすぎていて通常のビジネスユースに向かない。

「シャツはジャケットに隠れるから」とサイズ感の合わないものを着る人。

シャツはオーダーをお勧めする。

やはりスーツスタイルはアイテムの総和と整合で決まると思う。 可能であれば、シャツはスーツの代金の少なくとも1割はかけるべきだろう。

「消耗品だから」とすり切れたものを着る人。

一流ブランド生地のスーツに擦り切れたシャツを着ている方は案外多い。

身綺麗な人に「品格」はついてまわる。

 

スーツばかりにこだわってみても、それはよいスーツスタイルにはならない。

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ビジネスバッグ

社会人にはバッグは必須アイテムです。

ダレスバッグをご存知でしょうか?

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画像出典:OGA https://mensbag7.net/ 

開口部の大きい、山なりの形をしたバッグ。

医者や弁護士が使っていたことから「ドクターバッグ」「ロイヤーズ」とも呼ばれていました。

昔はよく目にしていたこのバッグ、紳士的でとても魅力があります。

ワンランク上のビジネスバッグでしょう。

現在は昔ほど見かけないですが、クラッシックテイストの流れから持ってらっしゃる方はいます。

街中で見かけると、つい目で追ってしまいますね。

ただ、近年はフェミニンなバッグが多く出回ります。

ダレスバッグも改良されており、サイズダウンされソフトな質感の物もあります。

男性が女性ものを持つ時代です。

あまりピンとこない方は、是非バッグについて少し考えてみて下さい。

実は、あのエルメスのバーキンも男性が持つんです。

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  画像出典:Re.QUALITY  https://ameblo.jp/requality-t/

女性のあこがれるバッグというイメージが強いかと思いますが、男性が持ってもおかしくありません。

むしろ色気が出ます。

サイズの小さいものを持ってしまうとレディース感が全面に出てしまうので、大きいサイズは必須ですが。

手に持って颯爽と歩く姿には魅了されます。

素敵なんですよ。

バッグって、疎かになりがちですよね。

「スーツは拘るけどバッグは適当でいいや」なんて方も多いと思います。

バッグは手に持つだけのシンプルな物ですが、多くを表現してくれるんです。

自己表現の出来るアイテムの一つですね。

そして、良いスーツに合わせる場合、バッグも質にこだわるべきところ。

革に拘り、デザインに拘り、それを持つ姿がより魅力的にうつります。

皆様を手助けする、強力なツールなのです。

紳士的な服装に紳士的なバッグ、それはそれで素敵です、私も大好きです。

ただ、バッグにはフェミニンなテイストを入れてもいいのではと思っています。

余計な手間がかからず、印象も変えられ、皆様をワンランク上に押しあげてくれるかもしれません。

我々もそんな、皆様の手助けとなるような商品を提供していきます。

映画「ゴッドファーザー」から学ぶ

映画「ゴッドファーザー」をご存知でしょうか。

1972年に公開されたマフィア映画です。

マフィアの内情がリアルに描かれながら、愛だったり家族だったり、そういった部分も深く関与してきます。

一回見ただけでは理解できない作品の一つでしょう。(内容が深すぎて)

古い作品ですが、たまに見たくなるんですよね。

ただ好きだからというわけではなく、実はこの映画、スーツに注目するともっと面白くなります。

今更感はありますが(笑)

歴史あるテーラーの中には、ゴッドファーザーに魅了されて始めたところもあるそうで。

舞台はイタリアなんですが、登場人物それぞれの着こなしは一言でいえばただただかっこいいです。

イタリアスーツの真骨頂と呼ぶべきものですね。

 

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画像出典:http://www.eiga-square.jp/ 映画スクエア

彼はマイケル。

ゴッドファーザーである父ドン・ヴィトー・コルレオーネの死後、ファミリーのドンとなる男です。

彼は三男なのですが、それっぽい雰囲気が出てます。(役ではちょっと孤高な雰囲気です)

それよりも見て頂きたいのはスーツスタイル。

3P、太いラペル、生地の艶感、元祖イタリアっぽさ全開。

当時は彼のスタイルが世に大きく影響を及ぼしたそうです。

作りやスタイリングにも相当凝ってます。

昔の映画には、衣装を役柄や世界観に上手く合わせたものが多いですよね。

映画「ゴッドファーザー」はその代表的な作品でしょう。

 

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画像出典:http;//matome.never.jp/ まとめ

こちらはそうです、ゴッドファーザーですね。

彼なんてもう見るからに如何にもなマフィアです(笑)

いつ見ても色あせない名役だと思います。

因みにゴッドファーザー役はマーロン・ブランド。

様々な伝説を残してますが、20世紀最高の俳優と呼ばれるほどです。

このシーンではタキシードを着ていますが、とにかく見てください。

このいで立ちで、ウィングカラーにブラックタイ、カフスボタンとしっかり着こなし上衿にはパイピング。

この着こなしを、ここまで完璧に着こなせるのは彼しかいないと思ってしまいます。

とにかくお洒落でかっこいいんです。

まだ「ゴッドファーザー」を見たことがない方、一度是非ご覧ください。

一緒に語りあいましょう。

ゴッドファーザーブログ第二弾も、、書いてしまうかもしれません。

 

パーティーフォーマル~結婚式~

 

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九月に入り、秋のにおいがしてきました。

気候も安定する季節なので(近年はちょっとおかしいですが笑)、やりたいことも多いですよね。

旬の食べ物を求めて各地へ旅行に行く方や、スポーツ大会に参加する方、ゆっくり読書をしたい方。

私は旅行、いや、各地の色んな美味しいものを食べに行きたいですね、幸せ太りしたいです笑

こんな感じですごく魅力的なシーズンですよね。

そして秋と言えば、テーラーとして「実はこれも」というのがあります。

それが今回のブログタイトルでもある、「結婚式」です。

結婚式と言えば6月7月のイメージがありませんか?

実は秋も結構人気シーズンなんです。(冬入り11月頃まで結構多い印象です)

なので、結婚式のスタイルについて今日はご紹介したいと思います。

若年世代~ジェントルマン世代まで、何着ていこうかと悩みますよね。

マナーの視点から見れば、立場によってスタイルも変わりますし、用意するアイテムも違ってきます。

最近は式の形式も簡略化されている事が多く、服装もカジュアル化傾向にありますが、すごく親しい友人ぐらいでなければ無茶な格好はしません。(二次会以降は別です)

では、どんなスーツをっていう事ですが、私はこう考えます。

(参列者)

➀まずブラックスーツはなるべく避けるべき。

基本的に黒は弔事の色になります。

絶対にNGという訳ではないので、もし黒を使用する場合は光沢のあるものを着用すべきです。

日本では昔から、冠婚葬祭は黒!といった感覚なのですが、慶事はお祝い事ですから、黒はどんよりしてしまいますし。

 

➁無難なのは濃紺、チャコールグレー無地もしくはシャドーストライプのスーツ。

新郎より目立つことなく、かつ印象もいい色です。

ただ、ビジネススーツは避けましょう。

ヨレたり皺になったりしているスーツで参列するのは相応しくないですよね。

形はシングルでもダブルでも、どちらでもいいと思います。

上司や先輩の式では、場合によってはシングルの方が無難かもしれません。

➀と➁を踏まえて、例えば友人であれば相談の上、強めの柄でもいいでしょう。

私は基本、ネイビー無地のシングル3Pにグレー色のグレンプレイドのタイを合わせます。

場合によって少し弄る感じです。

 

(新郎側)

➀タキシード、モーニング、セレモニースーツ、フロックコート

中でもタキシードが多いですね。

レンタルもそうですが、「オーダーで仕立てたい」という場合、タキシードが身近ですから。

 

 

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これはCorvoモデルのオーダータキシードです。

デザインといいサイズといい、やはりオーダーの方が華を添えられますよね。

➁スーツ

形式が形式であれば、スーツもOKです。

本人の意思や、新婦の衣装を踏まえて着用できます。

新婦がウェディングドレスなら➀の方が良いでしょう、新郎新婦のバランスは大事です。

会場の格にも合わせて選んで頂くほうが良いかと思います。

結構マナーは多いですが、ある程度抑えていればそんなに問題はありません。

最近はファンキータキシードという、ベージュ等のカラーの入ったタキシードもあります。

 

 

201893175742.jpgこんな感じです、因みにこれはダブルのファンキータキシード。

折角の晴れ舞台ですから、楽しめるところは大いに楽しんで頂きたく思います。

オーダーをお考えの際は、ここに書ききれないシューズやシャツ等アイテムや細かなところまでアドバイスさせて頂きますので、お店でお待ちしてますね。

新作 秋冬ロロピアーナ生地➂

新作生地紹介第三回目です。

今回はロロピアーナより「Jackets&Trousers」から。

新しく提案された生地FAVOLAを合わせてご紹介します。

 

 

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weight 315

wool 93%

cashmere 7%

バンチブックを開いてまず目に付くのがFAVOLAです。

カシミヤ混のウール生地、カシミヤを混ぜてウールの温かみを引き出しています。

組織織の美しい見事な生地ですね。

シンプルな使い方が出来そうです。

次にtrousers生地。

 

 

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weight 450-470

cotton 98% 

ea 2%

コットンツイルです。

コットンはオーガニックコットンと呼ばれる、厳格な管理の元に製造されたコットンを使用しています。

そこにEA(ポリウレタン)という素材を混ぜることで、伸縮性に富んだ生地に仕上げていますね。

デニム生地ですが、通常のものとは一味違った色合いになっています。

 

 

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weight 350 

cotton 88%

wool 10%

ea 2%

こちらはコーデュロイです。

秋冬の定番生地ですね。

提案していないメーカーがないくらい毎シーズン人気です。

こちらもコットン生地に伸縮性を持たせています。

触り心地ですが、このコレクションのコーデュロイはすごくふわふわしていて気持ちいいです。

それでいて丈夫なので、クオリティに実用性も兼ねたデニムになりそうですね。

上でご紹介しているジャケット生地と相性がすごく良さそう。

さすがロロピアーナです、いつも良いコレクションを提案してくれます。

後は我々が、どこまで魅力をお伝え出来るのか。

頑張らないといけませんね。

是非見に来てください。

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