代表コラム
ワイシャツについて
ワイシャツとはホワイトシャツの略で、日本で意味されるスーツに合わせるシャツ全般は海外では正式に「ドレスシャツ」と呼ぶ。
日本では一般にスーツの優先度に比べシャツは消耗品とみなされ、落ちる。
海外ではシャツ専門の一流ブランド、専門店が存在する。シャツ専業でも商売が成り立つだけの需要があるというわけだ。スーツの需要減少が叫ばれる日本では、驚くばかりだ。
それだけにドレスシャツへのこだわりも強いのだ。
私は、スーツ(スーツスタイル)はセンスを競うものではないと考える。
一部のデザイン重視のスーツを除き、本来、スーツによって纏うべきものは「品格」「風格」「貫禄」ではなかろうか?
ラグジュアリーブランドの扱うシャツはデザイン性を重視しすぎていて通常のビジネスユースに向かない。
「シャツはジャケットに隠れるから」とサイズ感の合わないものを着る人。
シャツはオーダーをお勧めする。
やはりスーツスタイルはアイテムの総和と整合で決まると思う。 可能であれば、シャツはスーツの代金の少なくとも1割はかけるべきだろう。
「消耗品だから」とすり切れたものを着る人。
一流ブランド生地のスーツに擦り切れたシャツを着ている方は案外多い。
身綺麗な人に「品格」はついてまわる。
スーツばかりにこだわってみても、それはよいスーツスタイルにはならない。
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