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代表コラム

シャツにこだわる。①

10万のスーツを仕立てたなら、シャツはオーダーで一万出してほしいです。

いきなりこんなことを書くと、「商売気が多い奴だな」と思われそうですが。(笑)

良いシャツとは何か。 生地の良し悪し、縫製などなどございます。 第一は体にフィットすることです。

第二はスーツとの相性を考える。 第三、第四に生地、縫製と考えます。 体にフィットするについて今日は書きます。

仕立てたスーツの袖丈は手首のぐりぐりまでが標準です。 ジャケットから1㎝前後シャツがのぞくのが基本です。 昔はシャツは消耗品、ジャケットは一生物と捉えられていた時代の、ジャケットが汚れないようにした名残です。

ジャケットからシャツ袖がのぞかないのはスーツスタイルとしていただけませんね。また出すぎも不格好ですね。

また、短い物はパンツからシャツの裾が出やすく、不都合ですね。

(僕は胴体が長く、先生にわざとシャツを出していると疑いをかけられ、学生時代から先生と一緒にテーラーで安いオーダーシャツを買ってました。)

首がぶかぶかなシャツを着ていたらスーツの魅力は半減しますね。

「ジャケットを脱がなければシャツなんて見えやしない!」 背中、脇にあまりのあるシャツを着ると、ジャケットにシャツの皺が出ます。

昔のように、ゆったり目で、重い生地のスーツならばそんな問題もないのですが、現代のタイトで、軽量な生地ではシャツのシワは意外に天敵です。

 

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