シャツにこだわる②
スーツに拘るというのは仕事に対する姿勢とエッセーを見つけました。
「スーツなんてただの仕事の時に着る物。」 とみなして、学生服や制服のように見ていたらスーツに対する意識なんて上がりませんよね。
仕事にまじめな人ほどスーツに拘ってますよね。
有名どころでは、スティーブ・ジョブズ氏、孫正義さんも普段はラフなイメージでも、200万クラスのスーツを着るとか。
逆にスーツに拘りを持っていると、仕事に打ち込む姿勢も変わってくるから不思議です。
私なんて「スーツが上がった日」なんて仕事場に行ってお客さんやスタッフにスーツを見てもらいたくなります。(ただ、見せびらかしているような。)
三月、これから社会人になる方、仕事に打ち込みたいという方にこそ、スーツに拘ってもらいたいですね。
「馬子にも衣装」は嘘でもないと感じますね。
前置きが長くなりましたが、スーツスタイルはネクタイ、シャツ、ベルト、革靴、鞄の総和で成り立つものです。
スーツとシャツの相性。 これは意外にも見落とされがちです。
販売員でもスーツとシャツの相性を考えて襟型、ポケットの有無、カフス、前立、背のタックの形状を語れる人は少ないです。
シャツには絶対的なタブーがあります。
スリーピースならポケットは無しが良いでしょう。
スーツは本来スリーピースでした。シャツのポケットは2ピースで着られるようになってつけられたものだからです。
クレリック(襟のみ白い物)とボタンダウン。
スリーピースにボタンダウン。(これは、良しとする人もいます)
スーツのゴージとシャツの襟のおさまりってスーツスタイルの表情で最も大事な部分です。
「スーツに着られてる。」といわれる方はシャツの襟選びが間違っているからのことが多いです。
顔・首、シャツ、ジャケット。
顔・首とジャケットの接続がうまくいかないので顔、スーツが浮いてしまうのです。
具体的な簡単な相性を述べると
ゴージの比較的高いイタリア系のスーツなら
襟型は開き気味、前立ては裏前立、全体のフィット感はタイト。
ゴージの比較的低いイギリス系のスーツなら
襟型は若干閉じ気味、前立ては表前、シルエットはボックス型で少しゆったり。
かなり簡略化してますので、実際にシャツ選びをする場合は、スーツそれぞれの形を見たほうがよいでしょう。
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