代表コラム
シャツにこだわる。④
今日でこの「シャツにこだわる」を終わりにします。
高いシャツと安いシャツの違い。
初めは数千円のパターンオーダーのシャツで良いと思います。
サイズと襟型があっているだけでスーツがぐっと引き立ちます。
普段きているスーツの最低1割、欲を言えば2割、シャツにお金をかけることができたらより良いでしょう。
良いシャツは着た人にしかわからないものがあります。
価格の差は生地と縫製です。 シャツは本来、下着でした。
前と後ろが長いのは、前と後ろをボタンで留めて陰部を包んでいた名残です。(嘘じゃありません。)
男性の大事な部分に触れてたもの、ですので肌触りは重要です。
今ではインナーを着てシャツを着る方が大半ですが、本来は着ないのが正式です。
僕は、高温多湿の日本ではインナーを着ることオススメします。
肌触りの良い生地とは糸が細く、本数をしっかり使ったものです。
残念ながら日本では番手表記(高ければ細い糸)を上げて、糸の本数を減らした生地が多々出回っています。
「綿百パーセントはアイロンがかけにくい。」 は嘘です。
糸の本数がしっかり打ち込んである生地はハリがあり、形状記憶とまではいきませんがノンアイロンでも問題なく着れます。
スーツ生地でも同じスーパー120でも値段が違う場合には、この原理があります。
縫製については長くなるのでまたの機会に。
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