ジャケット生地のススメ
私事ですが、30過ぎて昨年ジーンズデビューいたしました。
今季はジーンズに合わせるジャケットを一着新調しようと。
夏場にスーツのスラックスを履くのは汗で痛みも早いし、なかなか洗えない。
ジーンズなら家庭用の洗濯機で気にせず洗えるので、昨年からワードローブに取り入れました。
今回選んだのはこれです。
ロロピアーナの「プロポステ」から。
「プロポステ」はシーズンごとに提案されるカードのジャケット生地サンプルです。
茶色の地にブルーのチェックが、藍色のジーンズに合わせやすいと思い決めました。
青と茶の組み合わせはイタリア人の好む色合わせですね。
素材は麻、ウール、シルクの三者混です。
麻100%の涼しく、カジュアルな生地も良いのですが、すでに手持ちに白とブルーのものがあるのと、割とフォーマルなものが好きなため三者混にしました。
夏は涼しい芯なしでお仕立て。
これは5年ほど前に仕立てたグリーンのジャケットの色違いです。
一見、ブラックウォッチぽいのですが、こうした捻りを入れてくるのがロロピアーナぽい。
グリーンも青の同系色ですので、ジーンズには好相性です。
分かりにくいのですが腰ポケットが前下りのバルカパッチになっています。
これはコルヴォのオリジナルで、熟練したアイロンワークで可能となる手の込んだ仕様です。
これほど生地を曲げているのにあまりに柄合わせが完璧すぎて腰ポケットがパッチか判別しにくいです。(笑)
カジュアル感を出すには、あえて柄をずらすのも通好みで良いかもと思いつつ。
これも5年ほど前に作ったカシミヤの夏毛を使用したサマーカシミヤとシルク混のジャケット。
もう廃盤になった生地ですが、確か仕入れ値で1mあたり5~8万する生地でした。
仕立値で30万ぐらいする僕の大切な一張羅です。
暑くて、日本でサマーカシミヤは使い道がなく箪笥の肥やしになっています。
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