大阪店
トーマスメイソンのご紹介
高級ドレスシャ生地ツの代表的なブランド「トーマスメイソン」。
今から200年以上前の1796年英国ランカシャーで誕生したシャツ生地ブランドです。日本ではまだ伊能忠敬が日本地図を完成する前の段階で創業してます(笑)
この当時イギリスは産業革命真っ只中で国内だけで世界の工業品の約50%を占めていたと言われ、英国が「世界の工場」と呼ばれていた時代です。
そんな18世紀当時から貴族やブルジョワ階級から高い支持を受け、現在も英国王室や一流ブランド、サヴィルロウのテーラーから高い支持を得ております。
トーマスメイソンはシルバーラインとゴールドラインの二種類があり、シルバーラインは100双×100双が多く、ゴールドラインは140双×140双がメインとなります。
シルクのような美しい光沢とカシミヤのような柔らかな風合いがありコットンであることを忘れてしまうほど美しい仕上がりとなります。
我々Corvoがこのシャツ生地を取り扱うのは単に上質な素材だからではありません。
オリジナルバンチやロロピアーナを始め、Corvoの取り扱う生地は出来上がりの美しいドレープが特徴の一つであります。
超長綿を用いたトーマスメイソンのシャツ地は、光の反射率が高く当店の取り扱っている生地にとても相性が良かったということもあげられます。
ドレスシャツブランドの中で揺るぎない地位を確立していることは間違いなく、当ブランドの半数以上のお客様もお選びいただいている人気の生地です。
一度お作りいただいたお客様の大半がリピートしていただくのは、この生地の品質の高さを物語っているのかもしれません。
Corvo
現物生地紹介
こんにちは。CORVO大阪店の前田です。
ゴールデンウィークも終わり、これからどんどん暖かい季節が近づいていますね。
ご紹介致します現物生地はドーメル社のトロピカルアマデウスです。
「トロピカルアマデウス」は、ドーメル社の代表服地の一つである「アマデウス」シリーズの夏用服地です。この生地は厳選されたスーパー100`sウール原料のみを使用した糸によって作られる生地です。
スーツになったとき着心地が良く、縦糸・緯糸に双糸を使っているので熱帯気候にも耐えられる耐久性のある商品です。
当店でご用意しておりますドーメル トロピカルアマデウスの現物生地は、黒地にインターバルが広く取られたゴールドのペンシルストライプが施されている生地です。
さりげなくではありますが、ゴールドのストライプの間に、織り方を変えて黒のストライプも入っており、
ラグジュアリーな印象の服地を得意とする同社らしい、洗練されセクシーな雰囲気が特徴です。
ただ、ビジネスユースで堅実な印象が欲しい場合は、ブルー系の無地のシャツに濃紺のソリッドタイで、
引き締めた印象を作れ、ダブルのジャケットに仕立てれば男性らしい威厳のあるスーツに仕立て上がります。
打ち込み本数が多く、しっかりとした生地の為、長期出張などで活躍してくれること間違いなしです。
生地が良質なのはもちろん、CORVOの仕立ての特徴は、細部までお客様のご希望に近づけることです。
型紙を一から作成できるCORVOの特徴は、ボタン位置やポケット位置を変えられることです。下記サンプルジャケットのボタン位置は、一般的なジャケットに比べ2.5cm程下についております。
ボタン位置を下げることによって通常よりVゾーンが広く胸の高さが強調され、力強い・自信のある印象になります。
この他にも当店スタッフが厳選した現物生地が多数ございますので、是非ご来店くださいませ。
<当店ストライプサンプルスーツ>
CORVO 大阪店
ホーランドシェリーのご紹介
オーダースーツCorvo大阪店の三辻です。
今日は当店オリジナルバンチのホーランドシェリーのご紹介します。
ホーランドシェリーは、英国服地の世界最古のマーチャントの一つです。
1836年にステファン・ジョージ・ホーランドと、フレデリック・シェリーによって創立し、
事務所やショールームもサヴィルローに構えた、高級服地界のリーダー的な存在です。
生地の特徴は、世界で唯一ある14機のドブクロス織機を使用し、最新織機では作り出せないウール本来の柔らかな風合いと弾力性です。
長い歴史の中で、品質や風合いにこだわり続けるだけでなく、時代やトレンドに敏感であるところがホーランドシェリーの大きな特徴といえます。
当店でご用意致しておりますこちらの生地はスーパー140s(16.5μ)と非常に細い原毛を用いて
織られた糸を使用しており、目付は280gと織り密度も高く、しなやかな復元力と美しい光沢が特徴です。
世界中のセレブリティから絶大な支持を受けているこちらのホーランドシェリーを
当店オリジナルバンチよりお選びいただくと¥ 88,000+taxでご提供させていただきます。
現物生地もご用意致しておりますので、ぜひ気軽にお越しくださいませ。
ヴィンテージ生地のご紹介③
オーダースーツコルヴォ大阪店、三辻です。
本日は「ウィリアムハルステッド」をご紹介します。
1875年にイギリスで創業し、上質なモヘアを多用した夏服地を得意とする、最高級ミル。
高級紳士服の他にもアウターやボトムス用の生地も生産しているメーカーブランドです。
ウール&モヘアの生地メーカーといえば、ウィリアムハルステッドと言われ、国内製と比べても色のバリエーションも多く、上質なモヘアの光沢やラグジュアリーな質感をお求めの方にはピッタリではないでしょうか。
今日はそのウィリアムハルステッドからモヘア混のこの生地をご紹介。
ライトグレイに白とブルーのストライプ。
グレイと相性の良いブルーのストライプは悪目立ちせず、清涼感を増す一着。
ぜひ、肩に掛けて実際にご覧いただきたいです。
シーズンを通してスーツを着用されるお客様にはピッタリの生地で涼しげにカチッと着用できる一着です。
その他バリエーション豊かにご用意しておりますので是非一度お越しくださいませ。
オーダースーツCorvo
ヴィンテージ生地ご紹介②
Corvo 大阪店の三辻です。
英国を代表する名門ミルのテイラー&ロッヂ。
1883年にイギリスのウエストヨークシャー州ハダスフィールドで創業、高級生地の生産に定評があります。
高い品質を保持するために熟練の職人技をうけつぎ、少量生産にこだわり続けています。
1960年頃までドブクロス織機という、低速で時間と手間をかけて生地を織り上げる古来の織機を使用していました。
しかし、ドブクロス織機は製品向きではないため、自動織機に変更。変更後も製品の品質にこだわり、織機のスピードを落とし生地のクオリティーを重視しています。
また、工場横のホルム川の軟水で生地を洗う事で、荒くごわついた生地が柔らかく味わい深い仕上がりとなり、テイラー&ロッヂ独特の魅力になるのです。
今日は、そのテイラー&ロッヂの生地をご紹介。
ストライプの織柄が入ったチャコールグレイ。
いつもお選びいただくのが紺色ばかり、、という方でも抵抗なくお使いいただける色がこちらのチャコールグレイです。
紺色とはまた違った落ち着いた印象を出したいとお考えの方はこの際にいかがでしょうか。
ヴィンテージ生地独特の風合いで深みの増した1着になるのではないでしょうか。
定番の色柄だからこそ優れた生地をお選びいただくことをおススメいたします。
オーダースーツ Corvo大阪
一部ヴィンテージ現物生地ご紹介
Corvo大阪店三辻です。
高級生地で有名な世界的メーカーのドーメル。
ドーメルは英国羊毛の英国製高級生地を売りにしてその評価を確固たるものにした、パリに本社を置くフランス企業です。
今日はそのドーメル生地を3点ご紹介します。
1点目はドーメル社服地コレクションの中でも最も人気のあるアマデウス。
メタリックなグレー地のストライプ。定番生地をすでにお持ちで少し遊んでみようかなと、お思いの方にお勧めです。重厚な光沢が更に威厳をかもし出します。
2点目は、ドーメルのグローバルコンフォート。
ベージュ地のストライプ。
一見手が出しにくいベージュですが、この機会に上品な落ち着きと清潔感で涼しげにスーツを着られてはいかがでしょうか。
3点目も、同じくドーメルのグローバルコンフォートのダークグレイのストライプ。
ストライプは織り柄で作られているので柄浮きせず、御使用しやすい生地となっております。
どの生地も良いヴィンテージ感が出ており、肌馴染みの良いものとなっております。
ぜひ、手にとって実際にご覧くださいませ。
現物生地「クリソルド」
オーダースーツCorvo大阪の三辻です。
本日はあまり聞きなれない生地かもしれません、「クリソルド」というイギリスの生地ブランドです。
このブランドの特徴は、非常に細番手(スーパー160sなど)のウールを双糸×双糸で織り上げており皺に強く、そして柔らかく艶のある生地に仕立て上がります。
2002年のワールドカップイングランド代表のスーツを提供したことでも有名ですが、あの「ドーメル」の生地も多数織っていたという実力派のミルです。
今回ご紹介する生地はスーパー120sの生地でミドルウェイトになりますので、年間通して週に1、2回の着用程度であれば問題なくお使いいただけます。
価格は¥88,000となっておりますのでお早めに。
スーツの価値観
どんなスーツを着ているかでおおよその年収、役職などの判断材料となるというのは、スーツは世俗的服飾とは一線を画す。
本音はどうかは置いておいて、中にはスーツなんて「ただの服だろ!中身が大事だ!」という方もいる。私もかつてはこのような考えの持ち主であった。初めての取引先回りでサンダルでいって怒られてことも。
階級制度が色濃く残っている西洋諸国では、Tシャツ、ジーパン姿でちょっといいレストランに入店すると便所に近い席に座らさせられるとか。
俗っぽい話なってしまうが、夜の世界では店側はお客が入店時に客の身なりをみて、どんなキャストをつけるか吟味する。残念ながら、一見でナンバークラス(上位のキャスト)をつけてもらえない場合は、安い客とみなされた証だ。
Corvoのスーツを着てそのような扱いを受けたら是非、大阪店までクレームを。少なくとも致命的に組み合わせが悪い場合でない限りそのような扱いは受けないだろう。
日本では服飾関して無頓着であるように言われるが、そうでもないように思える。
たとえば、条件は同じ内容を契約する時、一方は高級スーツを着用した人、もう一方はよれたスーツを着ていたらどちらを信用し、取引をしたいと思うのだろうか。昔のドラマの詐欺師は高級スーツで決めているものだ。
人は言わずもがな、夜の世界と同じ線引きをしている。
面白い逸話がある。
とある弱小サッカーチームの選手に監督が高級スーツを宛がったら、そのチームはみるみる強くなったそうだ。
スーツにはそんな力があると思うと、この仕事はより楽しくなる。
プレジデントにあった記事によると中間管理職で10万~25万、役職者、経営者は25万~のスーツを買うそうだ。
スーツの完成体は戦前の大正期の日本であるとい服飾評論家は多い。
言ってしまえば当時の技術の生地など、現在の物に比べれば大きく劣る。スーツ一着月給三カ月分が一般的であった時代、数は持てないスーツを丁寧にアイロンをかけ、着こなした、往年の事業家の服装は現代の目から見ても光るものがある。
いわば高価なスーツは数が持てない時代、その一着一着がその人物のアイコンの時代、自分のパーソナリティを理解し、自分自身のスタイルを心得ている。
Corvoには20代から70代までと幅広いお客様がご来店される。共通しているの常に仕事にやる気があり、如何に自分を相手に見せるかを考えている。