コルヴォ名古屋・大阪ブログ
ハイエンドへの挑戦
ハイエンドへの挑戦 アパレル企業の経営者に限らず、自社、自ブランドの向上を目指し経営にあたっているものと思う。
『いち早く「憧れを持たれるブランド」にするには何が必要?』 とアパレル業界の経営者に質問したら、
「商品」 「顧客サービス」 「販売網」 「PR・マーケティング戦略」 「資金調達力」 「人材」 「社会的な信用」
多くの回答があると思う。 Corvoは零細企業だ。現実には大手を同じやり方をしても負けは見えている。
大手に比べ、環境的に劣るのは自覚している。
「商品」「顧客サービス」「人材」 は規模によらずに、大手と勝負できる。 特に重要なのは「商品開発力」と思う。
特にハイエンドの「最高品質の商品」を取り扱うというのはそれだけで、ブランドにとって特別な価値を持つ。
そうした構想は創業当時からあった。
「Corvoはスーツを中心とした最高品質の商品の集合体」を目指している。
今季から取り扱いの始まる、革製品も委託製造で、国内の信頼できる職人に製造にこだわった。
「ハイエンド商品」の開発に注力する。でも今までの商品は値上げの予定はないので安心してください(笑)
ゼニスの総手縫いのスーツ。 販売予定定価は75万~。
クロコダイルの総手縫いのダレスバッグ。 販売予定価格200万~300万。
を発表予定だ。
2018年秋冬のトレンド
クラシック回帰、英国調が基調だ。
スーツをトレンドに合わせて、スーツを買い替えるのは現実的ではない。
それにトレンドのアイテムのみでコーディネートするとセルフイメージを失い面白くない。
トレンドをうまく組み入れるのはアイテム一つ組み入れる程度の方が良いと思う。
おおよその今のトレンドのアイテムを記す
スーツ…柄はチェック、チョークストライプ、肉厚で英国生地を使ったもの。ただし仕立ては軽め。チェンジポケット、パンツも股上深め、サイド尾錠などのクラシックな仕様。
コート…カシミヤ、ウールのチェスターコート、トレンチコート
シャツ…襟の開きは小さくなりつつある。カッターウェイから現在のトレンドはワイドカラー、レギュラーカラー。ラウンドカラーとクレリックの組み合わせ。ピンホールシャツ。
ネクタイ…レジメンタルタイ、プリントタイ
バッグ…重厚なブリーフケース、口金式のダレスバッグ
Loro Piana OVERCOATS
上質な素材で作られたコート生地シリーズ。
まず目に入るのはカシミヤ100%で織られた生地です。
カシミヤは繊維が細く密度が高い為、とにかく軽く暖かいですね。
着心地は言うまでもなく上質です。
最高品質の素材を取り扱うロロピアーナだからこそのクオリティがあります。
次にウール&カシミヤ素材。
ウール90%カシミヤ10%。
カシミヤ100%の生地に比べ重量は増しますが、ヘビーローテーションするにはお勧め。
ウールの長所を最大限生かしながら、不足部分をカシミヤで補う事で耐久性と上品さを兼ね備えます。
ビジネスユースで活躍してくれそうですね。
そしてニュージーランドメリノウール生地。
メリノウールとはウール素材の一種、よく耳にされるかと思います。
ニュージーランドメリノは、そのメリノウールの中でも特に希少価値の高い素材です。
とても柔らかく丈夫な、高級感のあるコートが仕上がります。
最後にベビーキャメル。
生後半年内の子ラクダの毛が素材です。
その柔らかさは別格、ふんわりと上品な風合いに。
一着目で作るにはなんだか申し訳なくなってきます。
ただ、是非一度触ってみて頂きたい。
まだ今季のコートをどうしようか迷ってらっしゃる方、この時期でも遅くはありません。
至高の一着をお仕立て下さい、お店でお待ちしておりますね。
ワイドカラー
ビジネスマンなら誰でも一度は聞いたことがあるであろうワイドカラー。
シャツの襟型の中ではスタンダードな形です。
名をワイドスプレッドカラーとも言い、レギュラーカラーよりも長めの襟羽、高めの襟腰。
襟の開き具合も、レギュラーカラーに比べると角度は大きめです。
ビジネスでは定番の襟型ですね。
かつてかのウィンザー公が愛した襟型であることから、ウィンザーカラーとも呼ばれます。
ただお店で「ウィンザーカラーが欲しい」と言っても通じないことがあるので要注意です(笑)
さて、とても安定感のあるこのワイドカラーシャツですが、ネクタイの結び方が気になるところ。
襟型によって相性のいい結び方があったりするので、迷いますよね。
ワイドカラーは基本なんでも良いんですが、ウィンザーノットはお勧めです。
上述したウィンザーカラーに合うようにと考えられた結び方ですから。
ワイドカラー×ウィンザーノット
襟の角度と絶妙なバランスのノット。
上品なVゾーンが構築できます。
一般的には、少し地味だとかつまらないなどと思われがちですが、全然そんなことありません。
シンプルで安定感もあり、かつ上品さも兼ね備える万能カラーなんです。
Corvoでも、スーツモデルにはこのワイドカラーシャツを採用しています。
HPにも多く写真を載せているので、合わせて是非ご覧下さい。
チェスターコート
19世紀、チェスターフィールド伯爵が初めて着たとされるこのチェスターコート。
正式にはチェスターフィールドコートと呼びますが、もうご存知の方は多いですよね。
スーツの上に羽織るコートには様々な種類がありますが、やはり一番かっこいいのはチェスターコートだと思うんです。
なんといってもシンプル。
ビジネスやタウンユースで着用する場合はこんな感じの仕様です。
釦が表に出ていて、カジュアルでも合わせやすく、カラーバリエーションも豊富です。
幅広く愛されていますね。
ただ、より本格的なエレガントさ漂うチェスターコートならこんな仕様になります。
前立ては比翼になっており、ボタンが隠れていますね。
スマートです。
そして上衿部分、ここがポイント。
ベルベット素材で仕立てられています。
上衿を何故ベルベットにするのか、歴史をひも解くととんでもない量の説明が必要になるので、それについてはまた改めて書こうと思います。
簡単に言うと、喪章の意味がありました。
貴族が、殺された同胞貴族に対しての喪章の意で上衿をベルベットにしたのが由来です。
要はその後、ベルベットが貴族の証として定着していったのです。
格式の高い場でも着用されています。
一口にチェスターコートと言っても、その仕様如何で姿を変える、とても魅力的なコートなんですね。
シンプルな物は奥が深いですが、チェスターコートもその一つでしょう。
お仕立ての際はそのあたりの仕様をお考えいただくと、羽織った時の感覚もまた一味違ったものになるはずです。
レディメイドでは中々目にする機会がありません、オーダーで拘るべき一着の一つですね。
冬のスーツ
だいぶ冷え込んできましたね。
街中ではダウンやコートを羽織っている方もちらほら。
といっても気づけばもう11月なので当然ですよね(笑)
ついこないだまで真夏日だったのがウソのような気がします、、
皆さんはもう冬服の準備はされてますか?
因みに近年スーツをオーダーされる方の大半が長シーズン対応の生地をご希望なので、冬場の気温対策はもっぱらコートといった感じです。
室内業務の多い方は、空調が効いてる分あまりに分厚い生地のスーツだと逆に暑いですからね。
しかし、この季節だからこそのフランネル地なども是非楽しんでいただきたいところ。
一着あればビジネス面においても気分転換になると言う方もいらっしゃいます。
例えばこちらのロロピアーナ「CASHMERE WISH - カシミヤウィッシュ-」
super170woolのcashmere混。
抜群の着心地に加え、軽く暖かい、今の季節には外せない生地です。
起毛感が好みでない方には、ウィンタータスマニアンがお勧め。
weightは重めですが、着心地はふんわりしています。
それぞれテイストがあるので、ご自身に合ったものをお選び頂けますよ。
オールシーズン、3シーズン生地の万能感は捨てがたいですが、ある程度着数が揃ってきた方はウィンターシーズン生地にも挑戦してみて下さい。
後忘れてはいけないのが、3Pスーツ。
冬のスーツはベストが楽しいですよね。
この時期にご来店頂く方にはもれなくオススメしています(笑)
これも楽しんで頂くため、、
とはいえ人それぞれ好みがありますから、自分だけの冬のスーツがあるといいですね。
これから本格的に気温も下がってきますが、寒さに負けず頑張りましょう。