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コルヴォ名古屋・大阪ブログ

セルフイメージ

定食屋の待ち時間に読んだ雑誌に「田中角栄」についての記事をよんだ。

田中角栄といえば無類のカリスマ性を持った人物として語られる。

一番初めの選挙には落選したという。モーニングを着ての選挙活動をしたらしい。

不動産会社を経営していた角栄は自らの経済的基盤、信用を暗に示すためにどんな暑い日、寒い日もモーニングを着ていた。

「日本人の好むリーダー像」

角栄の華美すぎる格好は、選挙区の新潟では、関東地方に比べての経済格差に喘いでいた新潟の人々に受け入れられなかった。 角栄は次の選挙戦では長靴を履いて選挙戦を戦った。 ときに、同じ立ち位置に立って、互いに共感しあう。

角栄のカリスマ性の第一歩はモーニングを脱いだ時にあったのかもしれない。

他者の支持を集め成果を求めるには、自に求められるセルフイメージを掴まなくてはなない気がする。

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スーツの細分化

私が感じたことを今日は。 ファッションは需要の細分化が言われて久しいが、スーツは一括りにされがちだ。はっきり言ってスーツ業界は時代遅れだ。

スーツは20代~30代が欲しがるシルエットは細身40~60代はゆったりといった程度ぐらいしかない。

または英国、イタリア、アメトラ風といった具合か。 物不足の戦後ならまだしも、スーツショップでは20代から70代までが同じ店を利用する。通常の服飾店ならありえないことだ。

父親と同じかっこうを好んでする者はいないだろうが、スーツとなれば例外だ。

スーツは決まった形だから細分化されにくいという事情はあるが、ジーンズも同じことが言えるが素材、シルエットの要素の組み合わせで多様な細分化された需要を満たす。

今まではスーツが他との違いを見せる部分はディテールに終始した。今なら、腰帯が高めで、サイド尾錠付のパンツだったり、ひと昔前なら釦ホールのかがり糸を色糸にしたりである。

近年は海外ブランドを中心にブランドのカラーを色濃く反映したスーツが出始めている。 例を挙げれば「トムフォード」がその好例だろう。

差別化の図りにくいスーツというカテゴリーの中で20~40代のスーツの単調さに飽きを感じたビジネスマンを虜にした。

スーツ業界ももそうした需要の細分化にこたえなくてはならないと感じる。

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コートについて

コートについて テーラードのコートと言えば、シングルチェスター、ダブルチェスター、アルスターコート(ポロコート含む)の三種が代表的だ。

現在、Corvoで対応可能なのはシングルチェスター、ダブルチェスターだが、ここで紹介させていただく。

チェスターコートはチェスター伯爵が初めて着たのが発祥と言われている。

本来は、上衿はベルベット、前身は比翼、腰ポケットは水平フラップが正式なものである。 現在ではピークドラペル、アウトポケット仕様など。男性の防寒着としても様々な形にアレンジされている。

アルスターコートは非常にクラシックな歴史あるコートの一種、いわゆるダブルのコート。現在ではシングルのものもある。) アルスターカラーという、上衿と下衿がほぼ同じ大きさの特徴的な襟型を持つ。

北アイルランドはアルスター地方のウールを使用した1860年代の軍服がルーツとなって いる。

1900年代初めに、このコートを着た旅行者によって世界各国に伝わっていったといわれている。 非常に防寒性が高く、前身で生地の重なるダブルであることで風にも強い。

大きな上衿を立てることにより、背景にどっしり感が生まれ、男性らしさが強調されるなど、軍服ルーツを感じる着こなしができるだろう。

ちなみにポロコートはアルスターコートの一種である。ターンナップ袖にアウトフレームパッチポケットなどのディテールを備えるとポロコートになる

。 本来ロング丈でクラシックな趣が漂うこのコートだが、最近ではショート丈のモダンな仕 様やラムウール(子羊の毛)を使用してソフトに仕上げたものみられる。

トレンチコートはアルスターコートの派生形で、第一次世界大戦中苛酷な塹壕での使用を考慮した機能的なコートだ。

襟型はアルスターカラーから派生した立てたせた仕様になる。

一般的に防水加工されたギャバジンのコットン生地を使用する。 なおバーバリー、アクアスキュータムが発祥だと言われている 戦後、徴兵された軍人たちが民間に戻り、スーツに合わせるようになったと言われている。

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スーツの必要性③

三つ目は「信用」「信頼」を授ける。

今回は自分の経験から。 私は23歳で起業した。

起業したってのときに取引を持ち掛けても、「住所が決まってから、来てください。」の門前払いだった。

残念ながら若いというだけで、ビジネスの場では「信用」「信頼」されない。辛うじて取引に結び付いても、取引条件も悪かった。起業に保証金だけで200万ぐらい余分にかかった。

ビジネスの場での「信用」「信頼」の必要性を肌で感じた。

若い人にこそ、わずかな投資で「信用」「信頼」は得られるということを理解してもらいたい。

スーツはその人の所得を表す。それだけの「信用」を表す。

仕事に向き合う姿勢を暗に示し、「信頼」を得る。

当然、格好が従で、その人の仕事が主である。これは誰が何と言おうと正しい。

「俺は外見でなく実力で勝負する」という方には私はこういう、「良いスーツを着なさい。そして、より大きな成功を掴みなさい。」と。

よいスーツはあなたの仕事をより円滑にするだろう。

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スーツの必要性②

二つ目は「相手への敬意」を示すものだと考える。

茶は堺の商人から戦国武将(現在より多くの駆け引きを必要とした時代、ある意味、経営者だと思う。)のコミニケーションツールとして発達した。千利休の高弟である織田信長の弟の有楽斎が「客を饗なす」に重きを置いた、自己の流派を確立した。

それと同じようにスーツもそうした要素がある。Corvoが撮影地を茶室にしたのはこれが理由だ。

やはりスーツは被服としては快適とは言い難い。私はスーツ屋だがそれは認める。(笑)

だが相手に「饗」そうとする、誠意を感じさせるこれほどの被服はない。

粗悪なスーツを着ている人より、仕事着としてのスーツにお金をかけている人のほうが、相手の心を開くのは早い。 普通は良い道具を使っている大工に仕事を頼みたくなるであろう。

また、それは暗に仕事の姿勢を示すだけでなく、相手に対する敬意を示す。

それが手入れの行き届いていたなら尚更だ。

アイロンのかかった高級スーツにシャツ、身だしなみに気を付けている人がいるとする。この人は人に会うためにここまで「装い」に手間をかける。そうした人は往々にして仕事にもまじめだ。

安心できるとおもうはずだ。

私は畑仕事をするときは作業着を着る。みんなに「スーツの時とのギャップがすごい」とからかわれる。(笑)作業着で店番をしたらお客様はスーツを買ってくれるだろうか?売るものは同じでも駄目だろう。

良いスーツを着ることは、相手の心を開くのも一段と早くなるはずだ。ビジネスの場では最大の「饗」になる。

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スーツの必要性①(全三回)

「いいスーツって意味あるの?」「スーツって自己満足でしょ」

こんな、話は若い人の間で何度も聞く議論だ。

まぁ、スーツなんて1万円でも買える。

このブログはあくまで、スーツ屋の商売上のポジショントークと割り引いて読んでいただきたい。(笑)

仕事の場においてのスーツの在り方について、私なりの答えを述べる。

一つはスーツにはコミニケーションツールの意味があると考える。

ビジネスの場では、互いの意思疎通に関して苦慮する場面が多い。互いの利害の落としどころを探る交渉となれば、なおさら難しい。

ビジネススタイルの変化でスーツの在り方は変わったが、しかし上級職に就く者はスーツを着る機会が多い。

だから、多少なりとも、スーツの知識は持っている。 「そのスーツどこで作ったの?」 「オーダーでロロピアーナです。」 と返せば、大概「生地はロロピアーナが最高級」ということは有名であるから、聞いた側も知っている。

そこで一つの共通な話題が相手の心を開くことはよくある。

麻生太郎さんが海外の首脳に受けがいいのはスーツにあるといわれている。

ひと昔前のゴルフしかり、もっと古く言えば戦国武将たちの茶の席も、一つの共通した経験、話題を提供するコミニケーションツールだった。 スーツはコミニケーションツールなのだ。

もとを言えばスーツの源流は集まりの衣装だ。

「いい服着てるじゃん。」「あなたの服お洒落ね。どちらでおつくり?」

という具合に、昔の貴族も話のタネに互いに語り合ったに違いない。それで身上を潰した貴族も多くいたのだろうが。(笑)

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制作事例 トーマスメイソン

「THOMAS MASON」 トーマスメイソン 

1796年、産業革命の真っ只中に英国で誕生したシャツ生地メーカー。英国王家御用達、英国生地の最高級綿織物として最高位のクオリティを保証。高級シャツの代名詞とも呼ばれる。

 

今回ご紹介するのは、大阪店顧客であるH様お仕立てのトーマスメイソンゴールドライン、淡いブルーのドレスシャツ。

シンプルな作りで、シーンを問わない使いやすさ抜群の色合い。衿はセミワイドタイプ、タイドアップには最適の襟型です。クールビズでのノータイも終わりに近づき、ネクタイに悩む季節に入ろうかというところ。こちらのシャツはコーデのバリエーションも豊富でお仕事でも大活躍する一枚となります。肌触り、着心地に優れ、シーズン問わず着用いただけます。

 

綿100%140×140 

 

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Price:¥28,000+tax

神戸店 現物おススメ生地

朝晩は少し冷え込むようになってきましたね。

徐々にジャケットを羽織って出勤されている方を見かけるようになりました。

 

さて今回は、神戸店より。普段は取り扱いのない希少な生地をご紹介いたします。

 

「TESSITURA DI NOVARA」

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シルク専業の織り元として有名な「ノヴァラ」社の歴史は80年以上前に遡り過去にはイタリア軍のパラシュートの製造から大手ラグジュアリーショップまでシルクを用いたアイテムを卸していました。

ウールとは違い原毛がかなり細いので、手に取って実際に触ってみると非常に軽く滑らか、それでいてシルクの中では耐久性にも優れているのがノヴァラの特徴。

 

シルクは季節を問わず着用いただける生地で、今から冷え込んでくる季節にはしっかりと保温して、夏に着用されてもは吸水性、通気性があるので心配なく着用いただけます。

 

お色柄は昨今のクラシック回帰のスタイルにピッタリなグレンチェック。

 

Silk100% 2Pスーツ ¥150,000

 

super200

秋冬シーズンに入って夏前に生地商社に注文した生地が続々と入荷してきている。

名古屋店で生地の紹介をすることは珍しいのだが、これはぜひ紹介させていただきたい。

あまり数値的な測りで生地の良し悪しを語ることは好まないが、これは別格である。

2017917161832.JPG仕立て価格3P¥380,000- ※「駿」の場合

この生地で使われる原毛は[Super200]である。 しっとりとした、真綿のような柔らかい手触り。指の腹でなぞるとトロミがある。写真では伝わらないことが惜しい。。

当然、[Super200] の生地は日用使いには適さないが別格である。

ブランドショップなら100万は下らない。

ロロ・ピアーナのゼニスのsuper200によりフェルト感が強く、カシミヤにより近い感触となっている。光沢はこちらのほうが上に感じる。

重要な商談の際の、ここぞという時の一着として私もオーダーを通した。

限定で3着を仕入れた。普段は名古屋店に展示する。

大阪、神戸のお客様でご所望の場合は、事前にご連絡いただきますようお願い申し上げる。

大阪店現物生地紹介

大阪店現物生地紹介

イギリスの名門マーチャント「ホーランドシェリー」より Super140s×Cashmere 270g を用いた秋冬生地になります。

 

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こちらの生地では秋冬定番の素材であるカシミヤを使用している為、軽く保温性に優れたものとなっております。また、super140sに値する原毛を使用している事、カシミヤの特徴と合わせて肌触りの良いスーツに仕上がります。落ち着きがあり、季節感も漂うカラー、更にはコーディネートの幅も広がる使いやすい生地です。ワードローブに加える一着として、是非店頭で一度ご覧ください。

Price: ¥88,000+tax

 

 

 

 

 

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