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Corvoの革小物②

前回に引き続き、今回は第二弾。

第四弾くらいまでいきそうな気がするのですが、お付き合いください。

これは以前職人の元で研修を受けた時のものです。

皆様にも、画像から雰囲気を交えて見て頂ければと思います。

それではCorvoの革小物の拘りと製作工程の一部をみていきましょう。

早速ですがまず、我々の取り扱う革は「トリヨンラグーン」というものです。

 

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エルメスでも同様の革が扱われており、トリヨンクレマンスと呼ばれます。

特にバーキンでの仕様が有名ですね。

レザー表面に美しいシボがあり、発色も鮮やか。

その感触は柔らかくしっとり、約2.4㎜の厚みもありフカフカしているので抜群の触り心地です。

傷も付きにくい為、普段使いがし易いですね。

使用シーンの幅が広く、スーツはもちろんカジュアルでもこなれた感じで使用できます。

経年劣化も少ない為、変色などの問題も起こりにくいです。

なので表情のある、非常に質の優れた革だという事になりますね。

これを職人が丹精込めて丁寧に製品へと仕上げていきます。

 

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まずは裁断から始まりますが、いざ作業が始まると職人の顔が変わります。

少し空気がピリつくような。

空気感が画像で伝わらないのが残念ですが、良いものが出来る確信のようなものを感じられます。

 

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この時点で「あれ形になってる」と興奮したのは私だけでしたが、綺麗です。

ここから物によって変わってきますが、革漉きから縫製からと手順を踏んでいきます。

どの工程にも熟練の職人のなせる技がちりばめられており、その技術には感服します。

ここからは次回第三弾で紹介しようと思いますので、是非次回もご覧ください。

「corvoの革小物」

Corvoでは今年度末(詳細未定)、革小物の取り扱いを始めます。

質やデザインを拘りぬいた、財布やカードケースなどを数種類。

オリジナルの表情を楽しんで頂くため、これまで時間を費やし製作してきました。

現在生活上の利便性が高まり、特にスマートフォンに関してはそれ一つあれば事足りる日常になってきましたね。

これからもどんどん進化していくでしょう、より便利な生活が出来るようになっていきます。

それに伴って革小物の衰退などと実しやかに言われていますが、確かに以前に比べ必要性は低下するかもしれません。

しかし確実に必要なものです。

少なくともなくなることはありません、むしろ無くしてはならないものだと思っています。

その理由は革小物の日常性もそうですが、何よりも魅力。

質や作りの優れた革の魅力は顕著に現れます。

そして革小物は常に所有した状態にあるものなので、人目に触れる機会も多く露出度は高いです。

故に物が物であれば幸福感を味わえ、コストパフォーマンスに優れます。

ブランドも大事ですが、革小物はスーツと同じ、質と作りにも大いに拘るべきです。

例えば財布、ほぼ毎日使いますよね。

もちろん大半が現金やカードを入れる物として使用します。

そこには「ステータス」「幸福の尺度」、またある人にとっては「当たり前なもの」として、様々な価値観が存在します。

そしてより上質なもの、よりコスパの優れたもの、ブランド力のあるものの需要が高いです。

Corvoの革小物はそれらの欲求を最低限外さないものではなく、最大限満たすものでありたい。

お客様には実際に目で見て確かめて頂きたく思います。

次回のブログでは、一足先にその拘りと製作工程の一部をご紹介します。

今回一枚だけ作業風景を載せておきますね。

是非ご覧ください。

 

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クリアカット


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こんにちは。

ここ最近、、暑すぎますね、、此間は名古屋でも気温40度を超えたとか、、

さすがにテーラーと言えど、ジャケットは外で着れないです、、(笑)

室内はエアコンがあるので何とかなりますが、外はもう別世界ですね。

水分塩分補給をしっかりして、熱中症や熱射病は避けたいところ。

ある地域では「アクエリアスが店頭から消えた」なんて事も起こっているみたいです。

皆さんはもう色んな対策をされてるでしょうが、この暑さはまだもう少し続くみたいなのでお互い更に気を付けていきましょう、、

ところでそんな夏場にスーツやスラックスを買いにお店に行くこともあるかと思いますが、こんな言葉を聞いたことがないでしょうか。

「クリアカット」

通常スーツは、仕上げる際に最後の工程としてフィニッシングという加工を施します。

生地の特徴を生かし、表情を出していくのです。

これはその工程で使う一種の手法で、生地の毛羽(‘ケバ‘布などの表面が擦れたりして立ち上がってくる細かい毛)を切るなり焼くなりして表面を整え、綺麗にすることです。

比較的毛羽の多い秋冬生地を春夏に使えるようにする為の手法ですね。

これを使用したもので言えばロロ・ピアーナのタスマニアンなどが該当します。

織りで言えばポーラなどが分かりやすい例でしょう。


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画像出典:サラリーマンのファッションを考える http://fashion.adeliepenguin.info/441.html

本来であれば時期の限られる生地のバリエーションを広げる意味もあります。

特徴としてはその名の通り、クリアで光沢のある滑らかな仕上がりになるのですごくきれいです。

一般的に思い浮かべるスーツは大抵この仕上がりになっていますね。

どこか特徴的なといった感じではないのでもっとも使いやすいと思います。

そんなクリアカットのスーツ、たまにお客様に聞かれるんですよ。

「クリアカットってなに?」と。

今回それにお答えする形でブログにしてみました。

今季のように暑い中スーツを着なければならない場合、クリアカットのスーツはおすすめですよ。

ステータスシンボル~腕時計~

20186719246.jpg腕時計、ビジネスマンやそうでなくても多くの方が身に付けます。

iphoneなどの普及で若年層中心に付けない方も増えていますが、それでも腕時計の必要性は衰えません。

腕時計は用途として、第一に時間の確認の為使用しますよね?もっとも動かしやすい腕につけるのでその動作はスムーズです。

ですが腕時計は、他にも役割があります。

それが「ステータスシンボル」

今も昔も腕時計は男性のステータスシンボルです。

他にも車などが当てはまりますが、より表現しやすい腕時計はその代表格でしょう。

男性が常時身に着けることを許されたアクセサリーとして、その存在は大きく、ステータスシンボルとして確立されてきたのもうなずけます。

では、具体的に腕時計のどのようなところがステータスなのか。

ビジネスマンの多くはスーツを身にまとうので私服のようなオシャレは出来ませんが、代わりに時計がその役割を果たします。

時計なら、場合にもよりますがある程度のオシャレは可能です。

オシャレもまたステータスですから。

また、腕時計の値段や格、これが高ければ高いほど同じくステータスになります。(場合にもよりますが)

ロレックスやオメガなど、誰もが知っているようなブランドだと分かりやすいですよね?

腕時計というのは他者に対し、暗にそれを示す役割があるのです。

ただ一般に社会的高位層と呼ばれる方は、これに矛盾する場合があります。

例えばとあるA社長ですと、その地位は言うまでもなく、時間の確認も秘書がいれば問題ありません。

社会的マナーの一部として腕時計は身に付けても、よりシンプルな物になっていくことがあります。

ステータスシンボルとしての時計を意識しないのです。

その地位を周囲が認知している場合、腕時計は必要ないのかもしれません。

とはいっても普通に働いていれば腕時計は使いますよね。

私スーツを扱う者としては、腕時計にこだわるべきだと思っています。

紳士の嗜みであると同時に、袖からのぞくその姿にはやはり魅力がありますから。

ただ私自身まだまだ良い時計を身に着けるに至ってないので、お客様の腕時計を見ては羨望の眼差しを向けています。

これから先、腕時計に代わるステータスシンボルが出てくるかもしれませんが、今を生きる私たちにとって時計ははずせません。

うまく付き合っていきたいものです。

 

「清潔感」


夏も近づき、暑くなってきましたね。

梅雨シーズンは湿気が多く、どうしても蒸し暑くなりベタベタしてきます。

洗濯物も乾かず臭う、汗もかく。


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何かと億劫になる季節ではないでしょうか。

なので今みたいな時期に、改めて「清潔感」という点に気を付けて頂きたく思います。

「清潔感」というのは、身長・顔・スタイルよりも重要なポイントです。

女性が男性に対して気になっている箇所でも大抵上位に入るキーワードなんですね。

ただ一口に「清潔感」と言っても例えば、風呂に入っていればいいのか、髪が整っていればいいのか等具体的にどうすべきかというのは実はあいまいだったりします。

「清潔感」というのは、「人から見られてどうなのか」というものです。

自分で自分のことを「よし、今日もバッチリ清潔感が出てるぞ」と思っていても、人から見てそうでない場合は「清潔感がある」とは言えません。

難しいところです。

ではどうすべきなのか。

基本的に抑える点は

①髪型 ②眉 ③髭 ④口臭 ⑤体臭 ⑥指先

①に関しては、ボサボサでなければ取り合えずは大丈夫です。年齢に応じた髪型であればより良いです。

②は基本的にいじらなくても問題ないのですが、放置しすぎるとボサっとしてくるのでたまに整えるくらいの気持ちは必要です。

③は、無精ひげという言葉があるように、放置しているとみすぼらしい印象になります。それはそれでかっこいい部分もあるのですが、清潔感という意味で考えれば整えておくべきです。日本ではまだ髭自体の印象が良くないので、人によって変わってくる部分ですね。

④は中でも重要ポイントです。歯磨きは当然ですが、仕事中はタブレットなどでしっかりケアするべきです。あと最低でも数か月に一度は歯医者に行き、口臭ケアをしておいた方が良いでしょう。

⑤に関しては、もちろん風呂に入ること、そして香水やコロン、制汗シートを適度に使用すること。香水やコロンに関しては、使用者自身の好みがあるので、使わない場合はファブリーズや制汗剤で対策しましょう。

⑥は爪ですね。ここは結構見られるところなので、少し伸びてきたなと思うくらいで切っておきましょう。

これだけ抑えておけば、一定の清潔感は得られます。

どれだけ顔が良くても、どれだけスタイルが良くても、清潔感がなければ台無しです。

同じくどれだけ良いスーツを着ていようが、どれだけ良い靴を履いていようが、清潔感がなければその物の価値は下がります。

逆に言えば「清潔感」があれば価値を上げる事も可能です。

corvoのスーツが「いいスーツだ」と言われる理由は、どのお客様もしっかり「清潔感」を持ち合わせていらっしゃるからかもしれません。

これからも是非共に良いスーツを仕立てましょう、いつでもお待ちしております。

 


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画像出典:beauty http//beauty.biglog.ne.jp/

サッカー日本代表のスーツ



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ワールドカップシーズン到来。

皆さん先日の対コロンビア戦は見ましたか?

私は正直勝つのは難しいかなと思っていたんですが、初戦を見事に勝利で飾ってくれましたね。

開始早々のあのプレーから見方が変わった方も多いと思うのですが、なんにせよ良かったです。

次戦もしっかり応援していきましょう!

ところでその日本代表を見る機会が現在多いですよね、ワールドカップなのでテレビでも良く放送されてますし。

スーツ姿の選手たちも目にするかと思います。

あれってどこのスーツか気になったことありませんか?

もうご存知の方が大半かと思いますが、そうですダンヒルですね。

サッカー日本代表のスーツをダンヒルが手掛けるようになったのは2000年、それ以来約18年程関係が続いています。

選手たちが揃ってスーツを着て撮影される写真、かっこいいですよね?

 

201862117111.jpg画像出典 soccer king   http://www.soccer-king.jp/

昨年のコンセプトは「made to match」。

選手のために作られたスーツ。

強靭で美しい紳士になるための手助けとなります。

「勝負服」というコンセプトで作られた年もありますね、世界で戦う選手たちにはぴったりのスーツです。

ちなみにcorvoではビジネスマンのための「勝負服」をお仕立てします。

スポーツマンにはスポーツマンの、ビジネスマンにはビジネスマンの勝負がありますから、通ずるところがありますね。

私は学生時代ずっとサッカーをしていたので、サッカー日本代表の活躍は自分の事のように嬉しいです。

本当は同じ舞台で戦いたかったのですが、その夢はかなわず。

今は戦士たちを支える側として、その役目をしっかり果たしたいところ。

それぞれの舞台で日々戦う中、corvoもいつか日本代表のオフィシャルスーツを仕立てられるようなところまで目指したいと思います。

紳士靴のキング「JohnLobb(ジョンロブ)」


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画像出典:openers.jp/

数ある革靴ブランドの中でも‘王者‘に位置する「JohnLobb(ジョンロブ)」

靴好きなら一足は欲しいと、そう思うでしょう。

私もそうなんですが、まったく手が出せずにいます、、、いつ購入できるやら、、(笑)

そんな「JohnLobb(ジョンロブ)」は、ロンドンで革靴の修行を積んだJohnLobb氏がオーストリアに移住後、1858年に創業したブランド。

自信の名をそのまま使用しています。

ロンドンに戻ったJohnLobb氏はその後も技術を向上させていき、英国皇太子も公認の靴職人となっています。

第一号店は1866年、ロンドンにオープン。

政財界や上流階級、国のエリート達を顧客に多く持つブランドになり、その名は瞬く間に広まっていきました。

ロンドンでの成功を収めたのち、息子であるWilliamLobb氏がパリに支店をオープンさせましたが、1976年には経営難に陥ってしまい閉鎖状態へ。

そんな時、皆さんもご存じであろうエルメスがパリ支店とブランド商標権を買い取った為、パリ支店はその後も存続します。

エルメスは元々「JohnLobb(ジョンロブ)」の技術を高く評価していたので、ここで終わるのはもったいないと手を差し伸べたのですが、要は救世主となったわけですね。

そして「JohnLobb(ジョンロブ)」はエルメス傘下に下るわけですが、ロンドンの第一号店だけは独自の運営を続けています。

本家「JohnLobbLondon(ジョンロブロンドン)」とエルメスの「JohnLobbParis(ジョンロブパリ)」という関係です。

イメージ的には、ビスポークのロンドン、既成靴のパリといった感じでしょうか。

ちなみに日本国内で販売されているのは、「JohnLobbParis(ジョンロブパリ)」になります。

「でもそれなら本家より劣るんじゃないか」等思ってしまうかもしれませんね。

そこはご心配いりません、あのエルメスが関わっているわけですから最高品質なのは間違いありません。

そういえばAKB48プロデューサーの秋元康氏が「JohnLobb(ジョンロブ)」の靴をビスポークで仕立てた事があるみたいですね。

一足、、、約90万。(既成靴は大体20万前後)

多くの工程を経て作られ、その工程すらも楽しめるビスポーク、そして「JohnLobb(ジョンロブ)」。

本物の贅沢でしょう、、、。

羨ましい限りです。

お持ちの方、是非自慢しにご来店頂けると嬉しいです。

以前ご来店頂いたk様、「JohnLobb(ジョンロブ)」がお気に入りだそうで履いてらっしゃいましたが、やはり見てるだけでも結構満足出来てしまいます。

ついでに合いそうなスーツもご提案しますよ、、?(笑)

ご存じなかった方は「JohnLobb(ジョンロブ)」の名をここで覚えていってください。

キングの名は知っておいて損はありません。


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スーツを着る意味

随分と暑くなってきましたね。

こう暑いと服装もだらしなくなってきたり、何かとだらけてくることもあるでしょう。

現在服装においてビジネスでは大半がスーツですね、カジュアル化傾向にありますが基本はスーツです。

ここで、そもそも何故スーツを着なくてはならないのかという誰もが一度は思うであろう疑問について考えてみます。

まず、スーツの起源は諸説ありますが、日本に広まったのは幕末~明治の頃だと言われています。

当時、世界的にみてもスーツは富裕層の嗜みでした。

それが今や当たり前になっているのですから、経済発展の賜物ですね。

ただその後の日本ではスーツと言えば広義で軍服を指していたのですが、国際的な交流が増えていくにつれ今の形になっていきました。

そんなスーツは現在、主にビジネスの場で使用されていますが、そこにはしっかりした見た目であったり貫禄であったり、ビジネスの重要な場面において、着ることで得られるメリットが実際にあります。

そこには積み上げてきた歴史も含まれていますし、「スーツとはこういうものだ」という概念も存在します。

しかし、ここからスーツを着る意味を見出せるでしょうか。

「いやでも暑いし」「堅苦しい、私服でいい」、そんな声が聞こえてきます。

有名所で例を挙げると、google本社ではほとんどが私服ですよね。

そんな中でスーツを着るのは、服装というもののなかで最も効率よくビジネスが出来るからという部分が大きいと思います。

ビジネスを行う上で、大抵は人との交流は必要です。

となると、相手に合わせた服装が必要になります。

その合わせるといったところで、最も容易なのがスーツでしょう。

私服だとバラバラで、統一感もなく、相手によっては不快感を与えてしまうことになりかねません。

ビジネスでは私服に統一します、なんていう事になれば話は別ですが。

要は、スーツでなければならないという事ではなく、スーツを着ていれば変に服装にあれこれ時間をかける事もなく簡単に相手側に合わせることができて仕事に熱中できる。

だからスーツを着るのです。

仕事ができる人というのはスーツを着ますね、それが最も効率的なのを理解しているのでしょう。

もし皆さんが、誰かにスーツを着る意味を問いかけられたらこう言ってあげて下さい。

「出来る男はスーツを着るんだ」と。

 

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スーツのメンテナンス


こんにちは。

今回は前回の続きを書いていきますね。

前回分をまだご覧頂いてなければ、合わせて読んでみて下さい。

前回は汗対策について書きましたが、対策だけでは完璧ではありません。

最後の方にも少し触れましたが、スーツには匂いが染みつきますし皺も付きます。

何もせず放置していればひどくなる一方です。

こんな話があります。

雨に濡れ、放置し、自然乾燥させたスーツを着て初デート二行った男は、振られてしまいました。

理由は「獣臭い、清潔感がない」

身に覚えのない男は原因を調べすぐに判明しました。

そう、スーツです。

スーツの素材は元々動物由来の物が多いです。

その為雨に濡れ、染み込んでた汗と混じると少し獣臭のするものがあります。

振られた話が嘘か本当か分かりませんが、雨に濡れると少し臭うのは事実なのです。

ただ、メンテナンスをしていれば問題ありません。

その方法は

①まず着用後はしっかりハンガーにかけておく。専用ブラシがあればブラッシングをして汚れを落としてください。

②匂いが気になる場合はファブリーズ。生地の事を考えてファブリーズを避けたい場合は、入った直後の浴室へ掛けておきましょう。

スーツについた臭いに蒸気が作用し取り除いてくれます。

(その際、蒸気によるスーツの素材ごとの影響)

・ポリエステル-熱に強く、吸湿性が低い。影響は少ないが比較的臭いは落ちにくい。

・ウール-熱可塑性が高く(加熱すると容易に形状変化する)、吸湿性に優れるので、シワを取りやすくかつ臭いも落ちやすい。

・シルク-水分に弱くシミができやすいので少し注意が必要。行っても短時間にとどめておくべき。

・カシミヤ-弾性に優れ保湿性も高いので、比較的影響は少なく、臭いは落ちやすい。

③陰干しする。

出来れば着用後、一着につき二日は休ませてあげて下さい。

湿気はしっかり取れますし、持ちも長くなります。

長期保管する場合、メンテナンス後クローゼットにしまう方が多いと思います。

一か月に一度は外に出して風通しをしてあげて下さい。

湿気を取り除き、風化を防ぎます。

基本的にはこういった感じになります。

簡単ですよね?

しかし、やるかやらないかで後々大きく差が出ます。

対策もそうです。

スーツを嗜む者として、しっかりおこなっていきたいですね。

 

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夏の汗対策


皆さんは対策されてますか?

どんなにいいスーツでも、対策やメンテナンスを怠ると傷んでくるのです。

だからこそ、夏用のスーツに手が伸びなかったり、必要としなかったりしますよね。

しかし我々corvoは、だからこそ夏にしっかり装います。

お客様にも夏に多くご来店頂き、しっかり対策をされているその姿に紳士を見ます。

逆に我々が見習うべき程に、、さすがです。

父の時代でも、夏にもしっかりスーツを着こなしていました。

クールビズが浸透していなかったのもありますが、尊敬の念を抱きます。

夏場は必ず毎日汗をかきます、安静時でも200ml~400mlの発汗はあると言われているのです。

なので一日使い終わった後のスーツには汗が染みこんでいるわけですね。

もしそんなスーツを何日も連続して着ていると、寿命は短くなってしまいます、、

汗対策をして、使用後にはしっかりメンテナンスをしてあげる、それがスーツの寿命を延ばす事に繋がりますから。

今回は対策をお伝えします。

2018612135250.jpg画像出典:UNIQLO公式

http://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/airism/men/

「エアリズム」

英国王室御用のインナーでは「DAKS」などが有名ですが、日本ではエアリズムでしょう。

今更かと思う方もいらっしゃると思いますが、最近改めてその汗対策に優れた面を感じました。

ドライ性能がすごいです。(吸湿性に優れ、すぐ乾く)

濡れたまま体が冷えると風の原因にもなりかねないですし、汗は放っておくと匂いますから、早く乾くに越したことはありません。

「エアリズム」はその点において大変優秀です。

シルキータッチでサラサラしてますし、加えて秋冬でも使える万能性を持ち合わせているので言うことなしです。

夏は張り付きを抑え、機能性を持ち合わせながら薄い生地を保っているのでごわつきもなくなります。

そしてステテコにロングソックスを履いて、スーツと肌の接地面をなくすだけでもスーツへの汗の浸透は減ります。

動きやすく、汗によるベタつきも抑えられるので、生地の張り付きがなく美しいシルエットを作り出します。

(corvoにご来店頂く方の中にはバリバリ仕事をこなす方が多いので常におすすめしています)

スタッフも既にこの対策を始め、夏へ向けた準備をしています。

着用後はすぐハンガーへ、ブラッシングをして陰干しして下さい。

連日の着用は避けて下さいね。

匂いが気になる場合は、入った後の浴室に一晩掛けておくと結構取れてます。

と、少し長くなってきましたね、、

続きの具体的な匂いの取り方、素材によっての違いなどはまた次回にお伝えしますね。

まずは対策を試してみて下さい、ご納得頂けると思います。

 

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