ホーム>コルヴォ名古屋・大阪ブログ

コルヴォ名古屋・大阪ブログ

新作ジャケット生地

皆さんこんにちは。

本日は新作のジャケット生地をご紹介いたします。

フェルラ

 

イタリアの生地メーカー「フェルラ」です。

ボリオリやタリアトーレなどでも使われているそうで人気の高い生地です。

当店ブログでも何度かご紹介した「ミル」という形態のメーカーで、

手触りはなんと申し上げればいいか迷いますが、スラブ織独特の凹凸と

弾力性が非常に強いです。リネン83%にナイロン17%ブレンドしております。

あまりナイロンを使った生地というのは出てこないですが、ナイロンは非常に軽量で

水を吸う性質がありますのでこれからの季節もってこいの生地です。

それでは、是非当店にお越しの上、手に取ってご覧くださいませ。

2015~のトレンド

2009年から2014年までのトレンドは黒を基調とした「カジュアル」と言われています。

2015年からのトレンドはアースカラー、エコロジーカラーを基調とした「エレガンス」と言われています。

アースカラーやエコロジーカラーとは自然に存在する色の事です。木の緑、土の茶色、空の青、雲の白、砂のベージュなどのの色を指します。

「エレガンス」というのはスーツ、テーラードジャケットなどの畏まったアイテム、重衣料などを指します。景気がいいと「エレガンス」「暖色」が流行るというのはアパレルでは決まっています。

簡単に申しますと、茶系や緑などのちょっと薄い色味のスーツ、ジャケットの時代が来るということです。ちょっと乱暴ないいかでしたお許しを。

この流れでチーフ、カフス釦も流行ることでしょう。

カジュアル化でスーツが単にユニフォームとみなされる向きからファッションととらえてもらえることにスーツ業に携わる者としては期待してしまいます。

 

 

カフス釦のすすめ②

前回に引き続き、カフス釦について。

本来はシングルカフスにカフス釦で留めるもの(別名テニスカフス)からダブルカフスはもともと芯地の無かった時代に袖を二枚折にして強度をもたせたのが始まりと言われています。

私がスーツ業を開業した4年ほど前は、若干カフス釦が流行っていたので、ダブルカフスでシャツを誂える方が多かったです。今は全体の注文数の2~5%ほどといった感じですか。

昔から「ダブルカフスはオーダーメイドの象徴」と言われ誂えシャツであることを示すアイコンでありました。

ダブルカフスにする際は芯地は柔らかいものを使った方が袖に馴染みが良いのでお勧めさせていただいています。

英国スタイル、北イタリアにはカフス釦は割と馴染みがあるので、また人気が出るかもしれません。

神戸店の支配人の竹村君は「ダンヒル」に所属していたのでカフス釦について知識があります。相談してみると良い提案をしてくれるでしょう。

バルベラの生地や、ロロ・ピアーナで仕立てた貫録のあるスーツを着られる方でしたらカフス釦には是非挑戦していただきたいですね。

201521531553.jpg

(出典http://www.3bijoux.com)

 

 

カフス釦のすすめ①

最近は下火の「カフス」をするなど人と違うアイテムを取り入れる。

うまく取り入れるとぐっとスーツに「風格」がプラスされるのが「カフス釦」です。

正直なところカフスは「にわか仕込み」で取り入れてしまうと、なんだか浮いてしまうことも。。。悪く言えば「悪目立ち」になってしまうことも。

既製シャツにみられるような袖のボタン側に穴もあり、ボタン留めもカフスボタン留めもできるなんてものにカフスを合わせるのはエレガントとは言えません。

やはりカフスは貴族社会の中で生まれたもの「どちらでもお使いいただけます」というシャツに合わせるのは、感覚的に合わないものです。

カフス釦をされるのであればダブルカフスにされるべきでしょう。

つけるのは面倒、シャツもそれ用に誂えなくてはならない、しかし貴族社会で生まれた故の「風格」がカフス釦にはあります。

また光沢の強い、装飾が派手なものは「金満」的で、如何にもという感じで…いい塩梅というのが難しく難易度の高いのが「カフス釦」です。

「カフス釦」が敬遠される理由は、そこが一番大きな理由でしょう。

そこでお勧めのが「アンティーク」の「カフス釦」です。

光沢が年月を経て落ち、いい意味での退廃的な印象があり、「悪目立ち」せず、しっくりなじみます。

ちなみにチェーン式のカフス釦は自分ではつけにくいのは貴族が使用人に付けてもらっていた時の名残です。

言わゆる社会的地位の高い人の象徴ともいえます。

それゆえに「風格」をプラスするにはうってつけのアイテムです。

またカフスを見せるためにジャケットの袖の切込みを斜めにする。袖丈を短めにするなど。「カフス釦」の好事家が好んでする仕様です。

トラウザーの話

皆さんこんにちは。

オーダースーツCorvo神戸の竹村です。

本日は、トラウザーについてお話致します!

私は以前英国のブランドにいましたのでこの呼び方が一番しっくりきます、

ちなみに日本だとスラックス、だとかズボンだとか、仏語ではパンタロン?でしたっけ、

そんなトラウザーですが、歴史は非常に古いんですね、2~3千年程前から今の形のようなものを

遊牧民の方が履いていたそうです。ただ本格的に普及し始めたのは500~600年ほど前で、ちなみにその時代で非常に興味深いのが「コッドピース」と呼ばれる股間を覆う布です。

ご存知の方はそんなにいらっしゃらないと思いますので、、

こんな感じだったらしいです(笑)

コッドピース

ちなみに小物や時には食べ物もここに入れていたそうです(笑)

う~ん、、官能的なフォルムです(笑)

それでは。

 

 

 

雑感

4,5年前から「イギリス柄をイタリア仕立て」と言われています。現在も大きな流行から行くと、柄は割とはっきり目の英国調が主流のようです。

生地は英国生地、または英国調の柄のイタリア生地、仕立てはイタリア調の柔らかなものがいまのトレンドです。

巷ではモダンブリティッシュと呼ぶようです。(単に伝統的な北イタリアのスーツの気もしますが…)

昨年、開催のピッティ(メンズ最大の見本市)は大き目のチェックがまたも多くのブランドから提案されていたとか。

普段、チェックを買わない方にとって選ばれる柄の多様性につながるいいきっかけになったのではと思います。

反面、ドレスコードが緩くなり、英国調のかっちりしたスタイルはもう戻ってこないのかと、思ってしまいます。

昔は一着30万などが普通で、給与の何か月分で背広を買うといった時代。

今は違い既製服、仕立て服問わず値段が手ごろの物の普及でスーツを何着も買える時代になりスーツをファッションとして楽しめるのはいい時代だと思います。

各評論家、服好きが「今のサラリーマンはスーツを知らない」と着こなしについて酷評します。

スーツ業界の大先輩のお話では「昔は選択肢がなかった、シャツといえば白か青、靴も紐の黒靴、ネクタイも無地、着こなしのルールを知っていたとかじゃない、単にそれしかなかった。今の人の方が良く知っている」と。

変に懐古主義ぶるスーツファッション業界に身を置くものとして、またその一人である私は、「一理ある」と妙に納得させられます。

 

ロロピアーナ新作

皆さんこんにちは。

オーダースーツCorvo神戸の竹村です。

本日はロロピアーナ新作バンチをご紹介いたします。

まずは当店一番人気の「タスマニアン」の新作から

 

タスマニアン

結構チェックが増えております。ただお勧めさせていただきたいのはストライプ柄です。

20152115747.JPGのサムネイル画像

お色味もこれからの季節にピッタリでジャケットとしてもスーツとしてもお使いいただきたい生地ですね。

このロロピアーナ独特の美しいドレープ感は一度お作りいただくと他の生地でお作りいただくことが非常に難しくなります(笑)

 

そして次におすすめさせていただきたいのはロロピアーナのSSでは定番となっているPROPOSTEです。

ウール70%シルク15%リネン15%の三者混素材で、ウール、シルク、リネンに強撚を施し更に平織りすることで

通気性に富みこれからの季節、シーンを問わずご着用いただけます。

20152116910.JPG

 

 

どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

 

 

 

 

久々の更新

ホームページがリニュアルされて操作になれず、悪戦苦闘しながらの更新です。

最近は「Corvo」といえば「ロロ・ピアーナ」というイメージが定着いてきているのを感じます。

2015129185719.jpg

新作ファブリックを含め今季も入荷致しました。

今季の「タスマニア」は質感を活かしつつ、よりシワに強く使い勝手を重視たのこと。

お客様に説明として、ロロピアーナ社の業者向けの説明文を引用させていただきます。

   〝ロロ・ピアーナ社は商品を開発し市場に送り出す際に、まず消費者のニーズについて考えます。それは着心地、軽さ、耐久性、そして美しさです。その全てを最高のレベルで可能にした服地...それが「TASMANIAN(タスマニアン)」です。

  「TASMANIAN」の名称は、オーストラリアの南東に位置するタスマニア島に由来します。この島の気候は非常に良質なウールが採れるサクソン系メリノ種の羊の飼育に大変適しています。ロロ・ピアーナはこの羊毛を「TASMANIAN」の素材として選びました。

  ロロ・ピアーナは毎年の競売でこのタスマニア産メリノ・ウールの中でも「スーパー150's」と呼ばれる16.0ミクロンの極めて上質の羊毛繊維を買付け、ロロ・ピアーナの最新テクノロジーをもって極細の糸にして織り上げたものが「TASMANIAN」です。

  「TASMANIAN」の前身としてロロ・ピアーナでは「プリースト クロス」(聖職者の服地)を製造しており、この極上のウールから作られた服地は、格別の品質と着心地で高い評価を受けました。この「プリースト クロス」の特長は一般消費者のニーズそのものであり、「プリースト クロス」に少量の目付けを加え「TASMANIAN」が誕生したのです。「TASMANIAN」は一年を通じて10ヶ月は着用に適している服地ですが、冬の最も寒い時期も着用したいという要望に応えて「ウィンター タスマニアン(R)」も開発されました。「TASMANIAN」は1mあたり約250gです。                

  「TASMANIAN」には伝統と実績による高品質のイメージに加えて、様々な特長があります。持続的な水分発散作用がある為、高級な質感が損なわれません。緻密に交差した繊維の中には空気が閉じ込められて、程よい断熱効果があります。また極細の羊毛繊維の使用により、太い繊維の糸で作られた普通の重い服地の場合よりも繊維量を多く用いることになり、耐久性と‘しわ’になりにくい長所が得られます。更にロロ・ピアーナならではの織りと色は、ファッション性の高い仕立てに見合うスタイルまでも兼ね備えています。これらは自社による厳しい品質管理と一貫生産体制によってのみ為し得ることです。

  「TASMANIAN」は国際的に商標登録がされています。世界の著名。なデザイナーや一流アパレルメーカー、テーラーにこよなく愛されている「TASMANIAN」は、ロロ・ピアーナの代名詞ともなっています。”

 

是非にご来店の程、お待ち申し上げます。

2015SS

スーツ店では、いまから2015SSシーズンの準備の最中です。
 
来季は、昨シーズンからの英国基調とドレスアップの流れをより鮮明としものになりそうです。
 
マイクロチェックやバーズアイ、マイクロチェック(遠目では無地に見えるチェック)、無地などの今までのチョークストライプ、ウィンドペンなどとは違い落ち着きもありながら、艶っぽい生地が主流となっています。
 
新しいバンチブックを見ていても英国っぽい固い生地よりも、イタリアらしい柔らかいものが増えています。
 
去年のハリソンズの新作「リージェンシー」を皮切りに、艶を意識したものが主流となっています。
 
2015SSのCorvoの提案は先のシーズンからのタスマニアなどの上質な生地に加え、「美しいフォルム」です。
 
メタルボタンのダブルです。ダブルでありながらスタイリッシュさと、本来の「貫録」を持たせるため腰の絞りを利かせ、胸の厚さを出すためにボタン位置から背幅まで、今までの型に大幅に修正を加えたモデルです。
 
胸の高さを強調した色っぽいシングル2P。通常、細いアームホール、軽く曲線を描いた腰ポケットの上部で終わるダーツを前身の裾まで入れたまったく新しいモデルです。
 
現在サンプルを作成中です。2月終わりにはお披露目できる予定です。

取扱生地「トレーニョ」

皆さんこんにちは。
 
オーダースーツCorvo神戸竹村です。
 
本日は当店の取扱生地のラニフィシオ・デ・トレーニョをご紹介いたします。
 
生地メーカーとしてはそこまで知名度は高くはないですが、取引先としてはアルマーニやドルチェ&ガッバーナなど一流ブランドが揃っております。
 
1900年にロロピアーナ社がデザイナーズブランド向けに創設したのが始まりで、イタリアの三大紡績メーカーに数えられるメーカーです。
 
実際に手に取ってご覧いただくと非常に美しい光沢があり、スーツとしてお作りいただくと綺麗なドレープがでます。
 
Super100s 260gと、基本的にシーズンを問わずお使いいただきやすいです。ただ目付は260gと若干重たいので夏以外はお使いいただけるのではないでしょうか。
 
是非店頭にてご覧くださいませ。
 
2015116194342.jpg
ページ上部へ